22日付「Epoch Times」電子版が伝えるところによれば、中国のTVが「中国こそサイバー攻撃の被害者だ!」と訴えるためのTV番組を放送したらしいのですが、その中に中国当局がサイバー攻撃を行っている証拠を見つけたとのこと。
「Epoch Times」電子版記事の概要は・・・
●7月17日に放映された中国TV番組は、「米国こそがサイバー戦を最初に提唱した国家であり、最初に攻撃を実行した真のサイバー侵略者である。中国は極めてサイバー攻撃に脆弱だ」と主張しているが、その中で我々は動かざる証拠をつかんだ。
●中国TVが、番組の中でサイバー攻撃に懸命に対応している中国当局のオペレーターを映し、その際約6秒間に渡ってオペレーターが操作しているパソコン画面を捕らえたが、そこに描かれていたのは、サイバー攻撃を仕掛ける操作をする姿であった。
●パソコン画面に表示されたサイバー攻撃用ソフトは「Electrical Engineering University of China’s People’s Liberation Army(解放軍電子工科大学)」作成と映し出され、中国軍の機関がサイバー攻撃用ソフトを作成していることも明確になった。
●オペレーターは当該ソフトに従い、「攻撃先選択」と表示された画面からまず攻撃先を選択。画面では(中国当局が監視を強化している)「Falun Gong spiritual practice(法輪功又は法輪大法)」が選択され、更に細部選択プルダウンメニューに表示された複数の選択肢から一つの攻撃先が選ばれている。
●また攻撃先のIPアドレスを選択できる画面や法輪功の多様なサイトを選択する画面も表示されていた。TV番組ではIPアドレス「138.26.72.17」、そしてwebサイトとして「Minghui.org」が選ばれている。
●映像の最後は、画面左にあった「攻撃スタートボタン」が押されるところで終わっている。
●後の調べで、IPアドレスは米国のアラバマ大学バーミンガム校(University of Alabama in Birmingham)のものであった。記事筆者の調べによると、同大学内には数年前に法輪功のグループがあり活動していた。
●しかし同大学のネット管理者は、2010年以降当該IPアドレスは使用されていなし、ネットワークに不正アクセスはないと述べている。
●この中国TV番組は、誤って自らの攻撃実施状況を漏らし、中国軍関連大学が攻撃ソフト作成に関わり、更に思想統制強化のため海外の法輪功活動にも中国当局が目を光らせていることを示す動かぬ証拠である。
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「Epoch Times」なるメディアがどのようなモノか承知しませんが、22日付「DODBuzz」もフォローしてるのでご紹介しました。
まんぐーすは中国語を解しないので判りませんが、掲載した画面写真はそのように見えます。YoutubeにはTV番組そのものが公開されているようなので、ご興味のある方はそちらの方もご確認下さい。
中国はいい加減な部分が多いので、適当に資料映像を探してきたら「攻撃の場面」を過去に撮影した映像だった・・・後の祭り・・。の様な気がします。
ちなみにDODBuzzは→The Epoch Times is often critical of the Chinese government and connected with the Falun Gong movement. ・・・と説明しています。
「中国がネットの15%を乗取り」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-11-17
「前半:サイバーと宇宙演習の教訓」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-02-01
「後半:サイバーと宇宙演習の教訓」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-02-02
「米空軍サイバー攻撃規則」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-08-11-2
「発表:サイバー作戦戦略」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-07-15