8月5日、米海軍はトマホーク発射2000発を祝う行事を公式に行ったようです。
3月19日に開始された対リビア作戦(Operation Odyssey Dawn)において、200発以上を使用し、これを持って累計2000発発射となった、と海軍報道官がコメントしているようです。
その概要と初実戦だった湾岸戦争初動での戦艦ミズーリからの発射映像を4日付「Defense Tech」記事からご紹介します。
現在米海軍でトマホーク発射可能な艦艇は140隻以上で・・・
●DDG-51 class destroyers
●Ticonderoga class cruisers
●攻撃型原潜
●オハイオ級戦略原潜を改修したSSGN潜水艦4隻
(なお、SSGN型の1隻USS Floridaが対リビア作戦で同型艦で初のトマホーク発射を行った)
●米以外では、唯一英海軍の潜水艦部隊がトマホークを搭載中
概算の価格は、1発約61万ドル(4800万円)
最新型のTLAM(Tactical Tomahawk Land Attack Missile)は・・・
●内蔵GPS、ビデオカメラ、衛星データリンクを搭載し、発射後にも目標を変更できる
●例えば、ビデオカメラ映像で目標を確認後、他の目標に変更することが出来るほか、移動目標攻撃も可能
●低高度を音速近い速度で巡航飛翔可能で、射程は900nmある。
20年前の映像:「砂漠の嵐作戦」発起時の初弾発射の模様(約1分)
甲板では乗組員と思われる多数が発射の「見学」をしており、今でも「軍人が憧れる」戦いの幕開けイベントだった様子が窺えます。