軍事情報サイト「Defense Tech」が3日付で掲載した小ネタを2つ紹介いたします。一つは、謎が謎を呼び憶測が広がっているX-37B、もう一つはロシアのステルス機T-50(PAK-FA)の試験用2番機が初飛行したニュースです。
まずX-37Bについて・・・
●X-37Bは、無人軌道上試験機(OTV:Orbital Test Vehicle)と呼ばれるもので、ロケットの先端に取り付けられて宇宙へ打ち上げられ、最長約250日間宇宙に滞在して荷物室搭載の機材や装置の宇宙テストを実施する目的を持っています。大きさは、9m×4.5m×3m程度です。
●紆余曲折を経つつも、現在は米空軍の緊急能力造成室(Air Force Rapid Capabilities Office) が担当しているところからすると、将来的には軍事衛星や通信衛星が敵からの攻撃で機能喪失した際の緊急代替衛星や装置の宇宙投入用を考えているのかもしれません。
●QDRでも脆弱な宇宙アセットの緊急代替能力向上が叫ばれていたところですので、これまた対中国の重要アセットでしょう。過去の記事は→
「X-37Bをご存じですか」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-20
●昨年4月頃初めての打ち上げ試験が行われ、数ヶ月の宇宙滞在を経て「ひっそり」と無事地上に帰還しています。
●「mystery space planes」と呼ばれ、宇宙での試験内容が全く不明なX-37Bの2回目の打ち上げ試験が米国時間4日又は5日に実施予定。
●今時の宇宙滞在時間は不明ながら、初回の試験を踏まえ、更に「fine tune」して更に検証するとのことです。
ロシアがT-50の2番機
を・・
●3月3日、極東ロシアのコムソモリスク基地でT-50(通称PAK-FA)の2番機が57分間の初飛行を行いました。
●昨年1月に初飛行し、プーチン首相自ら宣伝激励のため現地に赴いた1番機が空力特性を把握するモノだったのに対し、2番機はミッションシステムのテスト試験用だと伝えられています。
「映像:T-50露ステルス機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-06-19
「T-50初飛行をどう見るか」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-01-31
約30秒のニュース映像です。
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昨年の初飛行以降、あまり具体的な動きを聞きませんでしたので、やっぱり戦闘機の開発は大変なんでしょう。
中国がJ-20で世界を驚かせた事もあり、ロシアも黙ってられなかったのでしょう・・・・。無理すると怪我の元ですよ・・・
X-37Bは地球に帰還する際、地上から「帰投」の指令を送信するだけで、細部の誘導や操縦無しに自動で着陸するそうです。
「宇宙アセットの緊急代替能力」投入のため・・とはマングースの推測ですが、昨今のサイバーや宇宙アセットへの関心の高まりから想像をたくましくしました。
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