注意!! → Holylandを防衛研究所の菊池茂雄氏や高橋杉雄氏と勘違いしている人がいますが、間違いです。大変迷惑しています。「はてなアンテナのvon-mansteinさん」は訂正をお願いします。
15日、米海軍欧州アフリカ司令官兼ねてNATO統合任務部隊指揮官であるフィッツジェラルド海軍大将(Navy Adm. Mark P. Fitzgerald)がペンタゴンの記者団に対し、アデン湾・ソマリア沖・インド洋における海賊対処について語りました。
とてもじゃないけれども問題が大きすぎ、海軍艦船だけでは対応できない、との現場担当指揮官による本音発言です。ゲーツ長官の「軍事力だけでは解決できない節」もどうぞ。
当地域の海賊対処についてゲーツ長官は昨年・・・
●(海賊への軍事的対応の限界を強調し、)「純粋な軍事的解決など存在しない。多数の貧しい人々がいて、海賊行為のリスクが比較的低い状態では、国の状態を変えて海賊たちに状況の変化もたらさない限り、海賊行為を抑えることはできない」
●(ソマリア政府の状況について)中央政府を経由せずに、機能している地域の自治組織と交渉せざるを得ない状況にある。
フィッツジェラルド司令官は海賊対処について・・
●仮に第2次大戦時レベルの艦隊を当地に派遣したとしても、全海域をカバーすることはできないだろう。ちなみに、毎日平均して30~40隻の艦艇が監視や護衛に当たり、その内5~10隻が米海軍の艦船である。
●(民間船舶も武装すべきか、との質問に対し)そうすべきと考える。なぜなら有志の海軍艦艇だけでは100%の安全確保はできないからだ。当面の間は、当該エリアの公海を航行する船舶は、自らは自身で守るか、危険を受け入れるかは自らの責任で判断する責務を負う。
●捕らえた海賊をどのように扱うかも非常に重要な課題である。国際社会はこの問題に解答を持ち合わせていない。本件は米海軍艦艇ニコラスが5名の海賊容疑者を捕獲したことで改めて問題点が明らかになった。捕獲して釈放の繰り返しは良い選択とは言えない。
●また海賊を資金面で支援したり、仲介したりする連中を突き止め対応することも重要である。
こちらも手詰まりですか・・・。でも海上自衛隊は持ち場でがんばっています。お忘れなきよう。
「ピースボート」も武装してくれれば護衛する必要ないのに。双方幸せでしょ!!
米国防省HPの記事は
タイトル「Admiral Urges Arming of Vessels to Combat Piracy」
→ http://www.defense.gov/news/newsarticle.aspx?id=58776 です。
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