陸軍や海兵隊の特殊部隊、また海軍の特殊部隊は何となく任務が想像できたりするのですが、空軍の特殊部隊は・・・多分AC-130を使ってCAS(近接航空支援)をやってるかもしれないけど、そのほかは・・・何やってんだろう・・・と具体的なイメージが浮かばないのですが、最近その活躍を示す話題が2つ米空軍HPに掲載されましたので紹介します。
●Combat Controller(爆撃誘導員?)が表彰される
フロリダ州ハートバート空軍基地所属のグローブ軍曹が、アフガニスタンでの功績により、11日ブロンズスターを授与された。同軍曹は、自分から約120mしか離れていない場所に集結していた15名の過激派に対して航空機を誘導し、6発の500ポンド爆弾を投下させたもの。
「自らの危険を顧みず、敵に接近し、友軍の攻撃を誘導した」とHPではその功績をたてています。写真は記事とは直接関係ありません。
同記事欄外の読者の書き込み欄には、同様の仕事に就くと思われる軍曹が「訓練では600mの距離で誘導する。ミサイルやガンの場合は100mに接近することもあるが・・・。良くやった」との記述があります。そのようなお仕事なんですね・・・。
●ハイチの空港で緊急管制実施
約1ヶ月前に発生したハイチ大地震ですが、地震発生後約27時間後には現地の空港に一番乗りで到着し、到着後20分で停止していた航空管制を再開したチームがあります。これを行った兵士も記事上ではフロリダ州ハートバート空軍基地所属のCombat Controllerと紹介されています。
このケースでは所属部隊が第23特別戦術隊(23rd Special Tactics Squadron)と明示されており、部隊活動の秘匿度合いが低いのかもしれません。写真はハイチ国際空港で活動中の部隊の様子だそうです(米空軍HPより)
(付録)
「QDRから日本は何を読みとるべきか」
→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-07
QDRにおける対中国の新作戦構想に関する部分(Holyland推定)
→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-05
「Joint Air-Sea Battle Conceptは平成の黒船」
→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-09
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