F-22が再びグアム展開へ

f-22.jpg細部の日時は未公表ですが、本年1月から3ヶ月間、F-22が再びグアムのアンダーセン空軍基地に展開する模様です。展開予定なのは、アラスカのエレメンドルフ空軍基地に所在する第90戦闘飛行隊の15機です。
本展開は、太平洋軍が計画して西太平洋地域向けに定期的に行われているTSP(Theater Security Package)の一環です。同様の展開は2007年1月から定期的に行われており、最近では昨年10月までグアムと嘉手納にF-22が展開していたところです。
deptuf22.jpgF-22は高度ステルス性を備え、アフターバーナーを使用せずに超音速飛行が出来るスーパークルーズ能力を持つ唯一の5世代機です。また、高度なデータリンクシステムを生かして、自らレーダーを作動させなくても周囲の状況を把握できる前例のない機能を備えています。
特にステルス性やスーパークルーズ能力はF-35選りすぐれており、高度な軍需技術の固まりとなっています。
一方その能力は、今現在の課題である「テロとの戦い」には生かせる余地がなく、国防省高官の中には「ニッチな能力しか持たない高価な兵器」と呼ぶ者もいます。2010年度予算では追加生産が認められず、178機で生産が終了します

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