19日、米空軍の宇宙コマンド司令官ケラー(Kehler:写真)大将は、戦術的宇宙業務とサーバースペース業務を行う新たな部隊を編成して一人の指揮官の下に置くことにしたと発表しました。
新たな部隊は第24空軍と呼称され、同日から空軍少将が指揮を執っています。サイバースペース業務も宇宙コマンド内にあったものですが、あえて宇宙関連とともに一つの部隊にしたとのことです。
宇宙とサイバーの業務が細部何を指しているのかはよくわからない面がありますが、記者発表の席でケラー大将は「宇宙とサイバーは3つの言葉、つまりアクセス、継続運用性、情勢認識でくくることが出来る」、「衛星管制の無人機システムやGPSの活用の改善」、「宇宙とサイバーはともに指揮官に継続的に戦略的視野を確保するもの」、そして「宇宙コマンドの一番の懸念事項は、宇宙とサイバーネットワークの保護である」とのべ、宇宙レベルでのサイバー対処の必要性が背景にありそうです。
米国防省HPの記事は「同大将は部隊の役割・能力等の細部について言及を避けたが、宇宙を活用したネットワークへの脅威対処が同コマンドの最優先課題である」と明記しています。
ついに魔の手は宇宙にまで・・・・、日本も宇宙基本法活用の際は注意ですな。
コメント