米軍新型情報収集偵察機・・MC-12

50-999.JPGゲーツ米国防長官による軍事予算に関する4月6日(記者)、5月20日及び6月9日(議会)の公式発言のポイントを整理すると以下のようになります。かっこ内はHolylandによる主観的解説です。
1.現場で戦う兵士とその家族への施策の充実(復員兵士やその家族の生活・健康面をしっかり手当てしないと、米軍志願者が激減して退職者が激増する現況では軍の態勢が保てない)
2.現在直面する戦いと将来戦への備えのバランス重視(イラクやアフガンで戦っている兵士が欲しているモノをすぐ作って送れ。本土のエアコンの利いた部屋にいる高官が描く「夢の将来戦争」のための兵器開発は中止又は後回し。)
3.装備品の調達や契約手法の見直し(軍需産業に利することを優先としたような、融通の利かない契約や計画がずさんで費用ばかりがふくらむ開発などの軍産複合体が絡む不透明な慣行の一掃)
上記3点の中の2つ目の「兵士のほしいモノをすぐ送れ」を具現化させたモノがこのMC-12です
MC-12.jpgご覧のように既存のレシプロ輸送機に「フル動画」と「電子情報収集」能力装置をくっつけたモノで、2008年7月1日に製造を命じて、2009年6月11日に初の作戦任務にイラクで就きました。早いこと早いこと・・・。http://www.af.mil/news/story.asp?id=123153609
レシプロで十分、既存の機体で十分、地上部隊上空に在空して地上指揮官を支援することが出来ればよい。やれば出来るんです。本当のニーズを突き詰めてゆけば。そして経済状況を考えれば・・・。どこかの国もそうすべき時じゃないかな

ゲーツ国防長官がMC-12工場で激励
→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-09-02

コメント

タイトルとURLをコピーしました