家電「高売り」で売り上げトップ

19日付産経新聞の記事からご紹介します。16日金曜日に新宿東口にオープンしたYAMADA電気の都市型店舗「LAVI」の登場で、「家電業界で競争激化」の活字がマスコミで踊っています
でんかの山口.JPG
そんな中、駅からバス15分の不便な場所で、しかも大規模量販店より20万円のTVなら3~4万円高いのに、例えばハイビジョンテレビの売り上げ「パナソニックのお店」でナンバーワンのお店があります。町田市の郊外で、45年近くも地道な営業を続けてきた社員約40名の「でんかのヤマグチ」です→ http://www.d-yamaguchi.co.jp/index.html
社長の山口勉さん(67)は・・・
山口勉.jpg●私が電気店を始めたのは、東京オリンピックの翌年 昭和40年5月。毎日毎日御用聞き訪問(修理訪問)をさせて頂き、少しずつ商品も買っていただけるようになり、現在に至る。これからも町田市および相模原市とその周辺のお客様に「便利な電器屋・トンテ行くヤマグチ」で頑張ります。
●「安くできなくてすみませんという気持ちを徹底的なサービスで埋めるしかなかった」
●他の店のチラシを見たことがなく、行ったこともないという。「見たら迷うでしょう。迷ったらだめです。自分が信じる道を突き進む方がいい」。山口さんに今後の目標を尋ねた。「お客さまから留守の間にうちに泊まってといわれることです。そこまで信頼されるようになったら、こんなうれしいことはない
このお店の特徴は、
●10代から車に道具を積み「修理はありませんか」と声をかけながら街を回り、23歳で念願の店を構えることができた。50年近くも地域住民とともに育ってきた。顧客の平均年齢は64歳。高齢者社会の時流にも乗った。「配線以外にもこんなことをしてくれるよ」という口コミで毎月100人以上も顧客が増えている。
●「牛乳と砂糖を買ってきて」「植木に水をやって」「重いのでタンス動かして」「わからないからドラマを録画して」。外回りの営業マン17人が御用聞きサービスで「街の便利屋」に徹している。山口社長は「効率は悪いですが、昔の商売のやり方ですね」。ダイレクトメールを出す顧客3万4千人も1万2千人まで絞り、かゆいところに手が届くようにした。
でんかの山口2.jpgお店のHPを拝見すると、年会費1350円ほどで修理や小物の即日配達対応サービス等を提供している模様です。本当にこんなお店が近所に欲しいです。チョットした修理が頼める店が周辺になくて困っている人は私を含めホントに多いんじゃないでしょうか。
地デジへの移行が一つのポイントだと思いますが、「無縁社会」の中でテレビが見れなくなる人がこのままだと急増すると思います。高齢化の中で原点回帰ですね。
知る人ぞ知るお店らしく、東京商工会議所から第5回勇気ある経営大賞表彰、21年度には製品安全対策経済産業大臣賞受賞、最近は外務省計画で海外にそのノウハウ紹介も行っておられるようです。

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