EADSの要求を入れ受付期限延期

morrellTK.jpg31日、国防省のモレル報道官が会見し、米空軍次期空中給油機(KC-X)に関する企業提案の締め切りを、これまでの5月10日から60日間延長し、7月9日にすると発表しました
この延長は、これまで提案しないとの姿勢を示していたEADS社からの期限延長要求に応じたものです
EADS社は、現在国防省が発出している提案要求書(RFP)がライバルであるボーイング社に有利であることから、チームを組むノースロップグラマンとの提案を拒否する姿勢を見せていましたが、最近になって提案期限を90日間延長して欲しいと申し出ていました。
モレル報道官は・・・
「この種のコンペに於いて、この程度の延長があることは珍しくない。」
「この延長により、既に遅れているKC-Xの導入時期が遅れてはならず、提案審査を迅速に行って部隊配備時期は遅れないようにする」
政治的要素は一切選定に関係ないし、将来も関係することはない」と強く主張しました。
KC-X2.jpg
本選定に関しては、提案要求書の中身が欧州の企業を排除する内容だと、3月12日にブラウン英首相とサルコジ仏大統領が米国の姿勢を非難する声明を出していたところです。

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