本題の前に、よみうり川柳からひとつ・・・
「ブブセラと 思い演説 聴いている」 個人的に座布団1枚です・・・
29日に侍ブルーと対戦するパラグアイは、南米で唯一、台湾と外交関係を持っています。
外務省のホームページによると・・・
●南米で唯一、台湾と外交関係を維持する。台湾からの巨額の経済援助及び投資は、歴代政権の政策運営に必要不可欠な存在となっていたとも言われる。(写真は馬英九台湾総統とルゴ大統領)
●近年、中国と中南米諸国との関係が経済面を中心に急速に緊密化している中、ルゴ大統領は中国との関係強化の方針を明らかにしている。
2008年4月に就任したルゴ大統領は・・・
●対中国交樹立についても「検討する」と言及、台湾と断交する可能性が出てきた。ルゴ氏は当選後の4月22日の会見で「中国との関係具体化に向け作業を始める。他の国が中国と商業的、外交関係があるのに、我々が取り残されるわけにはいかない」と語った
●パラグアイは89年まで反共の軍事独裁政権が35年間続いた影響もあり、台湾との外交関係を維持してきた。台湾はパラグアイで国会議事堂建設、国会議員へのパソコン支給、低所得者層向けの住宅建設などで支援をしており、支援額は07年で約2900万ドル(約29億円)にのぼる。
●しかし、対中国の貿易量が急増、対台湾貿易を大きく上回っており、ルゴ次期政権は少なくとも中国の貿易事務所開設を認めるとの観測も出ている。
●台湾外交部(外務省)は、選挙前にルゴ氏と接触、外交関係や農業分野の協力などについて意見交換を行った。台湾報道官は「パラグアイとの関係は変わることはありえず、今後も維持に力を尽くす」と強調する一方、断交など関係見直しについては「パラグアイ国内に慎重意見もあり、大統領一個人で決められることではない」と話した。
●台湾と外交関係がある国が多い中米では2007年6月、コスタリカが突然、台湾と断交し中国と国交を樹立した
経済全般は厳しく・・中国の誘惑が・・
●主要産業は農牧畜業で、輸出総額の8割以上を占める。2000年以降、ブラジル・アルゼンチンの経済低迷を背景にパラグアイ経済も低迷し、国民所得の大幅な低下を経験するとともに、債務支払不履行となる可能性も予測された。
●前政権は、マクロ経済諸指標の改善、税制改革、新税関規則の設定等の様々な改革に着手し、IMFや世銀等の国際機関が高く評価する実績を上げた。
●しかし、その成果が所得や雇用の拡大等に結びついておらず、成果の均霑が焦眉の課題とされている。2009年は、大豆等の農産物価格の下落や出稼ぎの海外送金の減少等もあり、マイナス成長となった。
日本が最大の援助国(援助額ベスト3は)で
●日本から27億円、米国から25億円、スペインから20億円で、1976年以来、日本が最大の援助国(2004年を除く)ですが・・・。台湾の約27億円が比較対象として同等の換算に当たるかは不明です。
政権に密着した援助を台湾は進めているのかもしれません。しかし・・パラグアイを応援したくなってしまいました・・・複雑・・。まぁ・・日本の援助が一番だって事は忘れないでほしいですね・・
日系人が多いイグアス移住地では、「夢いっぱい 元気にはばたけ イグアスの子」との日本語の大段幕が張られているようです。(写真はイグアスの神社の鳥居)
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