Bear(Battlefield Extraction-Assist Robot)と呼ばれる負傷者救出用のロボットが陸軍の研究所で試作研究されています。米陸軍HP22日付記事より。
ジョージア州のフォートベニング基地で昨年からテストを繰り返している写真のロボットは
●500ポンド(約220kg)の重さの物まで運搬可能
●操作を簡単にするため、遠隔操作の装置を「手袋(iGlove)」に組み込み、操作する人間が実際に手を動かして行う動作をロボットに伝える方式を採用し、現場で使用する兵士が特別な訓練を受けなくても使用できるように工夫している。
●また兵士が持つライフル銃に遠隔走査装置を組み込んだタイプも試験中で、兵士がいつでも反撃出来る態勢を保ちつつ仲間を救助できるように取り組んでいる。
●シミュレーターを2009年に整備し、森林地帯や都市部など、様々な環境下での操作についてテストや操作習熟に活用できる。
●ロボットの動きを事前に入力して教え込み、爆弾処理に当たらせることも研究の一部となっている。
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この種のロボットは、ニュースとして話題になることはあっても、実用化されたとの話を聞きません。
このロボットも、初号機が2006年に「Time誌」に取り上げられて一躍有名になったようですが、依然部隊配備の具体的予定は不明です。現場兵士へのある種のアピールなのでしょうか。
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