9-12中国 13-14日本 14韓国訪問

22日モレル報道官が会見し、ゲーツ国防長官が来年1月9-12日に中国を、続いて13-14日に日本をそれぞれ訪問すると発表しました。
27日付米国防省記事によれば、韓国への短時間滞在が付加されました。
ChinaGen. Liang Guanglie.jpg同報道官は、中国訪問はLiang Guanglie国防相 (梁光烈)の招待に基づくもので、「相互理解の促進と誤解リスクの提言を目指すモノ」とし、朝鮮半島情勢も重要な話題となろう、と説明しました。
日本に関しては、「地域情勢と同盟の進化と強化のための長期的な課題」を議論すると述べています。
米国防政策と最近の日本
「新防衛大綱とAir-Sea Battle」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-19
「ゲーツ長官来日を読む」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-21-1
ゲーツ長官の中国側カウンターパートは非常に曖昧です。昨年秋には軍事委員会副主席の徐才厚(Gen. Xu Caihou)がカウンターパートとの扱いで訪米し、CSISでも講演しています。
091026_gen_xu_aud.jpgこの講演は、中国の主要軍人が最近米国で行った唯一の講演記録であり、四川大地震で人民のために活躍する様子や防衛のための軍であることを強調する点で、中国軍によるステレオタイプな自己主張をまとめたモノとして貴重な資料です。講演原稿のアドレスも記載
「徐才厚のCSIS講演」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-11-09
確か・・共産党中央軍事委員会の序列で、同委員会副主席の徐才厚(Gen. Xu Caihou)は梁光烈より遙かに上ですから、招待元のランクから判断すると中国側のロープロファイルな姿勢を示すものとも言えます。
米中の軍事交流再開へ関連記事
「フロノイ次官の会見」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-12
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