号外!公式発表ゲーツ長官後任

NewNST.jpg 今日全ての米国民は知るべきである。彼が責任感を持ってイラク戦争の平定に尽力したからこそ、我々が今日、アフガンにおいて米国兵士をより良く支え、移管に向けた手続きを行えることを。」
「また、彼が旧来の考え方に挑戦したからこそ、我が部隊が必要とする命を守る装備を手にすることができ、今現在の戦いに備えることが出来ている」
そして更に米国民は知るべきである。彼が勇気を振るって不必要な支出を削減したからこそ、我々が数兆円もの資金を節約でき、米国の軍にふさわしい21世紀の軍隊に向けた投資が可能になったのだ」
28日、オバマ大統領はホワイトハウスのイーストルームで会見を行い、4年半以上の勤務を終えつつあるゲーツ長官の功績を上記の言葉で讃えるとともに、6月30日でゲーツ国防長官が退任し、後任に現CIA長官のパネッタ氏(Leon E. Panetta)を推挙することを明らかにしました。
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またCIA長官の後任には駐アフガン米軍多国籍軍ペトレイアス大将(Army Gen. David H. Petraeus)を、
そしてペトレイアス大将の後任には、現中央軍副司令官アレン海兵隊中将(Lt. Gen. John R. Allen)を
それぞれ推挙すると発表しました。いずれも上院軍事委員会の承認を経て確定するモノです。
大統領はパネッタ次期国防長官について・・・
obamaWKAD.jpg●彼はゲーツ長官の後任となる能力を備えている。その40年間の国への貢献が培った愛国心と抜きんでた管理能力は、正に我々が次の国防長官に望むモノである。
下院議員やホワイトハウスの首席補佐官としての経歴を通じ、彼は組織をリードするすべを知っている。これが彼をこの町だけでなく世界の課題を司る位置に着ける理由である。
●彼はアフガンでの移管が開始された当初からの状況を承知しており、我々がアルカイダとの戦いの手を緩めてはならないことを知っている
●また予算管理室長の経験から、彼は予算面で厳しい選択を迫られた場合においても、米軍の優位性を保ち世界最高の軍で有り続けることを確実にしてくれるだろう。
ペトレイアス次期CIA長官に関し・
●ペトレイアス将軍は35年間着た制服を脱ぎ、上院の承認を得た後、本年9月上旬から職務に就く。
●長年情報を活用する側だった同将軍は、情報が適時に正確で、要求に迅速に応えることが重要であることを良く知っている。また、邪悪な相手に先んじるために、DNIのクラッパー長官等との情報の共有と相互照会が必要なことを良く理解している人物である
●彼の柔軟性と適応力を高く評価している。彼が21世紀の軍の戦い方を変えたように、CIA長官として我が情報専門家を、絶えることなく変化し続ける世界情勢に適応するよう導き変えてくれる事に疑いを持たない。
アフガン米軍を指揮するアレン中将に関し・
allenAFGN.jpg●彼は戦場でその能力を証明済みの優れた指揮官である。
●イラクのアンバール州では情勢の転換を支え、中央軍副司令官として、各地域の情勢に応じた柔軟な対応を先導した。
●またアフガンでの我が戦略の立案遂行に深く関わってきた人物である。
パネッタ氏は会見で・・・
40年間に渡り公務に携わってきた。それは60年代に陸軍の情報士官として勤務を初めて以来続いている。
●私は当時制服に袖を通すことに誇りを感じ、そしてそれ以来、私の軍への敬意と賞賛は変わることなく増している
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写真上のように、オバマ大統領の新旧安全保障チームが勢揃いした会見だったようです。
ついにこの時が来ましたか・・・(遠目涙目・・) 6月30日までは頑張ります
「国防長官とCIA長官の後任」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-04-12-1
gatesSTART2.jpgゲーツ長官は勢揃い会見で制服の米軍人や国防に関わる職員の先頭に立つことは、私の人生における最大の名誉です。彼らは最高の働きをしています。」
「今後2ヶ月間(退任までの期間)、他に話す機会もあるでしょうから今日はパネッタ氏にお祝いを述べるにとどめ、彼に感謝します。」・・
レオン、私はあなたが私の後任者として可能な最適の人物であると信じています。ペトレイアス将軍、クロッカー大使(アフガン大使に指名された)、アレン将軍にも祝意を表します。」・・
「そして最後にもう一度、大統領、この仕事を与えていただき、あなたとともに働くチャンスを与えて下さったことに感謝します。」と述べました。
6月30日の退任演説(推測)を唯一の楽しみにいたしましょう・・・。

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