パネッタ・北澤電話会談

kitazawaCtoon.jpg防衛省HPに北澤大臣の19日記者会見の様子が掲載され、その中で、いつ行われたのかが確認できませんでしたが、パネッタ長官と電話会談した様子が述べられています。
そんなに内容があるわけではありませんが、何となく雰囲気が分かるような気がしました。
記者団の突っ込みも、それなりに的を得てます。
記者Q:先日、パネッタ国防長官と電話会談をされていましたけれども、日米同盟深化と普天間移設に関して、どのような感触だったでしょうか。
大臣Aパネッタ長官は、今までの経緯も非常にクリアに承知しておられて、ゲイツ長官の路線で、もちろんもっと大きく言えば、「日米の合意に基づいてお互いに責任を果たしていきましょう。それは日米のみならず、地域やアジア・太平洋の安定に寄与する」と、非常に強い決意を述べておられました。
ただ一つだけ、どうしても実現のできないご要望がありまして、「北澤大臣はゴルフが好きなようだけど、私の郷里で大変良いゴルフ場があるから一緒にやりたい」と言っていました。これだけはちょっとうまくいきそうにないなと。
panettaleN.jpg記者Qパネッタ長官は、ひとつ財政再建といいますか、国防費の削減みたいなところをかなり期待されてのご就任というところがありますけれども、その辺りについて印象に残られた点、また米国防費の削減が日本に与える影響をお感じになったところはありますか。
大臣A:話をしておりまして感じたことは、議会出身だけに議会に対する気配りも非常に多いのですが、冒頭申し上げたように議会の意見には、十分耳を傾けながら基本線は外さないで両国でしっかりやっていきましょうという、非常に安定感のあるお話し合いができました
十分長い経験、豊富な経験のあるゲイツさんの後任者として、非常にパートナーとしてやっていくには有り難い存在だと思っています。
おまけ
記者Q:昨日、ワールドカップサッカー女子の「なでしこJAPAN」がチームで一致団結をして、見事金メダルを獲得されましたけれども、まさに日本の政治においても「一致団結」というものが世の中に求められています。昨日の「なでしこJAPAN」の活躍をどのようにご覧になったでしょうか。
大臣A:まことに結構でありました。「羨ましい限り」とは言いませんよ
記者Q菅内閣のチームワークと言いますか、一体性が問われる場面が多かったですけれども、参考になりましたでしょうか。「なでしこ」の活躍は。
大臣A活発な議論をして、一本にまとまれば、勝てるということですな
米国防政策と日本
「レビン提言とAir-Sea Battle」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-05-14-1
「新防衛大綱とAir-Sea Battle」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-19
「ゲーツ長官来日を読む」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-21-1
「他国はなぜ米国と付き合うか」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-02
「QDRから日本は何を読む」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-07
「2QDRから日本は何を読む」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-01-1
「(2/2)「防衛白書」5つの背信」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-09-12
「(1/2)「防衛白書」5つの背信」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-09-11
「7年前のクリスマスイブ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-23-1
「ついに経費負担増要求」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-07-05
「次官補代理が防衛費増額要求」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-03-19

タイトルとURLをコピーしました