2011年11月2日、442連隊へ米国民最高の「議会勲章」授与
以下の記事2つは、2009年に442連隊についてご紹介した記事です。背筋の伸びる思いが致します。
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昨日紹介した442連隊戦闘団による「失われた大隊救出作戦」65周年行事ですが、1日のマレン統合参謀本部議長によるスピーチが公表されましたので紹介します。 昨日のブログもご参考に。http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-11-03
1944年10月、ドイツ軍に包囲されて孤立した約230名の141連隊を救出せよとの命令応じ、日系2世で構成された442連隊戦闘団が自らの存在と国への忠誠を示すため奮闘し、800名余りの犠牲者を出しながら任務を達成したとの話で、第2次大戦の10大戦闘として米陸軍の中で今も教育されています。
後に442連隊の奮闘が米国中に知られると、同時に米国内での日系人に対する差別的処遇が明らかになり、ルーズベルト大統領が過ちを公式スピーチで謝罪して442連隊の奮闘を讃え、日系人の名誉回復に大いに寄与しました。
しつこいですが・・・死傷率312%・・米国陸軍史上最大の勲章数を誇る部隊です。
マレン統参議長はスピーチで・・・
●442連隊の逸話は、聞く人全てを奮い立たせ、私に多くのことを教えてくれる。
●彼ら日系米国人兵士は、その家族を米国により収容所送りにされながら、愛国心を示し、証明しようとしたのである。
●激烈な肉弾戦は塹壕一つ一つを奪いあう熾烈なもので、それが最終的な敵の混乱散乱に繋がっている。
●私は、これらを可能にした442連隊兵士の心中を察するとき、真に謙虚になって皆さんとこの教訓を学び、共にしたいと思う。
●あらゆる側面に置いて、我々は米国建国の理念である、豊かで多様性に溢れた国作りを追求していかなければならない。
いろいろな意味を含むものでしょう・・・米国が抱える多様な民族へのメッセージもあるでしょう、今の日本へのメッセージもあるのでしょうか・・・。しかし単純に、こうして442部隊の栄誉を称える式典に統合参謀本部長が出席し、米国防省HPで紹介するところは素晴らしいです。
米国防省HPhttp://www.defenselink.mil/utility/printitem.aspx?print=http://www.defenselink.mil/news/newsarticle.aspx?id=56511 全文は統合参謀本部HPに
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