10月19日付のロイターが伝えるところによれば、独国防相が主要装備の調達数を大幅に削減するドイツ軍改革案をまとめ、議会の国防委員会へ提出した模様です。
国防相案(主要な装備品調達予定数の削減)
●177機→140機: 戦闘機Eurofighter
●6機→4機: 無人偵察機グローバルホークRQ-4
●22機→16機: 他の無人機
●53機→40機: 輸送機A400
●120機→80機: 輸送・救難NH-90 heli
●410両→350両: 戦車Puma
●80機→40機: 戦闘ヘリTiger
●18.5万人→6.5万人: 兵員削減(本年で徴兵制終了)
ユーロファイターやA400輸送機のように、欧州で共同開発・生産を実施中で、調達削減に際しては違約金や他国との協議が必要なモノもあり、単純に削減計画が進んだり、経費が削減できるモノでもないようですが、かなりの規模です。
ギリシャ危機やPIIGSなどの問題の深刻さが伺えますが、まだ経済が良い部類のドイツでこれですから、他の欧州諸国はどうなるのでしょうか・・
ドイツもグローバルホークを購入するんですね・・・。無人機もしっかり・・・。中国の脅威を盾に戦闘機にばっかり投資し、組織全体が白けムードにあるどこかとは大きな違いですね
「予算減で英軍の士気崩壊」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-09-18
「英軍2020年までに戦闘機半減」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-13-2
「英国も国防省改革」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-08-16-1
「欧州米空軍の苦悩と挑戦1」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-09-24
「欧州米空軍の苦悩と挑戦2」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-09-24-1