ヘーゲル新長官の着任メッセージ

27日朝、ヘーゲル新長官がペンタゴンに初登庁し、全国防省員に対するメッセージを発出するとともに、主要職員を前に挨拶しています。
ヘーゲル新長官の初日を写真でフォローしつつ、メッセージや挨拶部分からピックアップしてご紹介します
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全職員と兵士へのメッセージより
●皆のリーダーとして、君たちや君たちの家族のために、常に全力を尽くす覚悟である。わが友であり先達であるパネッタ長官やゲーツ長官がそうであったように、皆の安全と成功を大前提に仕事に取り組む
●またパネッタ長官やゲーツ長官が築き上げてくれた強固なチームワークを大事な基礎として仕事に取り組む。リーダーシップは「team business」だ。
●任務達成のため、我が軍を支える志願兵の強さ、福利厚生、即応態勢は、私の第一優先事項である。私の人生や職歴は兵士諸君やその家族を支える事とともにこれまで来た。
私自身が最も誇りとする仕事の一つが、ベトナム戦の戦友でもあるJim Webb議員とともに作成し成立させた「Post-9/11 G.I. Bill.」である点がその証左である。
アフガンでは6万6千の我が軍兵士が厳しい戦いを続けており、治安責任をアフガン側に委譲すると言う明確で目前にある目標達成に向かっている
●一方で10年以上にわたるすり潰すような戦いのページをめくれば、将来の脅威と挑戦が待ち構えている。それはアジア太平洋への焦点の集中であり、NATOとの歴史的同盟関係の再活性化であり、サイバー能力のような新たな重要な投資である。
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国防省職員を前にした訓示で
私が取り組まない仕事を、皆に取り組むよう頼むことはないし、また、私が取り組む以上に、皆に仕事せよと頼むつもりもない。皆さんそれぞれの人生の問題である
(That’s the story of your lives.)。もし私がそのように仕事をしなかったら、私はこの職に値しないのだ。
●我々の眼前には多くの課題がある。しかしそれは国防省だけの課題ではなく、我が国全体の課題でもあり、また更に我が子孫が受け継ぐ将来の世界の課題でもある
●これは困難な課題である。一方で、困難だが素晴らしい何かに関与できる機会を得た世代が我々である我が国に特別なことを成しうるのが今現在の我々なのだ。私は今から仕事を開始する。
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あくまでもメッセージや訓示の一部です。米国防省webの2つの記事から、つまみ食いで引用しました
いかにも米国的な表現が並んでいますが、パネッタ長官が「子供達により良い暮らし与えてやることが、アメリカンドリームだ」をキーフレーズによく使っていました
ヘーゲル長官の場合は「私が取り組まない仕事を、皆に取り組むよう頼むことはない」や「困難だが素晴らしい何かに関与できる機会を得た世代が我々である」、「我が国に特別なことを成しうるのが今現在の我々なのだ」と言った部分になるのでしょうか・・・
「大荒れのヘーゲル氏公聴会」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-02-02-2
「ヘーゲル氏をご紹介」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-01-08
下の写真は、ペンタゴンの「911メモリアル」訪問時の模様です
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