14日、中国の月面探査機が月表面の「虹の入り江」に着陸し、1976年の旧ソ連の「ルナ24号」以来、37年ぶりの月面着陸で話題になりました。
そして翌15日には、搭載していた重さ約140kgの月面探査車「玉兎(ぎょくと)号」も月面活動を開始し、地形や地質構造、資源の分布などを約3ヶ月間にわたり調査するようです。
ところで今日の話題は・・・
この月面探査車「玉兎号:Jade Rabbit」が先月上海で開催された国際工業見本市に出展された際のお話です
「玉兎号」の模型が展示されている背景は、何となく宇宙をイメージさせる宇宙から地球を見た画ですが、何と「欧州で核爆発」の様子を描いたモノだったのです
月探査車と欧州核爆発は如何なる関係にあるのか???
展示を行った関係者や中国政府からは全く説明が無かった模様で、国際見本市会場では「ひそひそ」と関係者の間で話題になったそうです。
特に欧州からの参加者は、「中国の月面探査には隠された目的があるのか?」、「中国は核戦争を生き延びるため、月面に移住先を開発するのか?」等々の憶測も喚んだとか・・・
未だに展示背景画の意味は明らかになっていません。しかし当該背景画像が、誰でもダウンロード可能な「無料の」画像として公開されているモノである事は明らかになりました
単に展示の担当者が、宇宙を連想させる背景画を無頓着にネット上から借用したのか、それとも中国の国策を臭わせる高等な演出なのか・・・中国の宇宙開発には今後も注目です
恐らく「無頓着にネット上から借用」なのでしょうが、こんな事が話題になるのが今の中国です。なお中国は、2020年前後の予定だった月面のサンプル回収を、2017年前後に前倒しする模様です
画像のタイトルは「Nuclear Explosion on Earth from Space」です
→http://www.snoron.com/view-nuclear_explosion_on_earth_from_space-wide.html