昨年12月にAviation Week誌がスクープした謎の無人機「RQ-180」について、CNNが取材して放送しています。
一般的な内容ですが、想像映像も交え、短節に紹介していますので休日企画でご紹介します
CNNニュース映像での紹介の概要は
●米空軍は、2012年にイランにより無人偵察機を「奪取」された苦い教訓から、よりステルス性が高く、優れた無人偵察機を秘密裏に急いで開発している
●高々度を24時間連続して飛行可能で、敵に発見されることなく偵察可能。敵のレーダーや装備や訓練の状況を、電波・光学・赤外線などの多様なセンサーで偵察可能
●推定される偵察対象は、NK、シリア、イランなど、強固な防空網を持つ国である(中国には言及しませんが、当然念頭に)
●開発はネバダ州の砂漠の中に設定された、「エリア51」と呼ばれる秘密プロジェクト専用のエリアで、米軍関係者も一部のモノしか知らない模様だ
過去の紹介記事から補足すると
●Northrop Grummanとの開発契約は2008年頃結ばれたと推察され、2013年初頭には「小規模生産」が開始されている可能性
●「エリア51」と呼ばれる米空軍試験施設には、翼幅130フィートを超える機体を格納可能なハンガーが新しく設置
●ステルス性だけでなく、より高高度、より長時間、より遠方にを狙って設計されてるように思われ、ISRや電子攻撃により焦点を当てたモノとの見方がある
6月9日米空軍のISR部長は本機に関し
●細部への言及は避けたが、「RQ-4やU-2が生存できない強固に防御された空域へのアクセス確保のために、無人機RQ-180に取り組んでいる」と語った
●現有の偵察機の問題ついて、「離れた距離からの画像等では分析に限界がある。またU-2も含め、悪天候時の運行や雲等による障害の問題も」と述べている
●困難な目標情報を得る「新たな」センサーの研究開発についても言及
RQ-180関連記事
「ISR部長がRQ-180に言及」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-06-13-1
「特ダネ:謎の無人機RQ-180とは?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-12-09
//////////////////////////////////////////////////
おまけでDiscoveryチャンネルの番組「無人機」を
(約7分で軍用無人機の多様な現状と特徴等を紹介)