フィンランドが不明水中物体に警告機雷

Finland-navy.jpg28日の朝、沿岸警戒に当たっていたフィンランド海軍艦艇が、ヘルシンキ沖のフィンランド領海内で「水中物体のようなもの」を探知し、警告射撃を行いました。
また、翌朝3時にも同様の物体が確認され、警告射撃が行われ、機雷も投下されています。探知された「vessel」のタイプなど、これ以上の情報は明らかになっていなません
ロシア軍の活動活発化を受け非同盟国家であるフィンランドも、NATO加盟国であるデンマークやノルウェーをはじめとする北欧諸国との関係強化を宣言しています
フィンランドは、ロシアと1340KMもの国境で接しており、その関係には配慮してきた経緯があります
最近のロシア軍(?)の活動一例
昨年12月には露軍機が民航機とニアミス
An-26.jpg12月12日、デンマークのコペンハーゲン空港を離陸した民間航空機(Cimber Airlines CRJ 200 ER)がロシア軍の電波情報偵察機(SIGINT機)と衝突寸前になり、民航機を管制していたスウェーデン航空管制機関が民航機に緊急回避指示を出した
●スウェーデン統合参謀本部は「最近のロシア軍航空部隊の活動は、冷戦以降では前例のない規模である」と一連の露軍の動きに驚きを隠さない
●スウェーデン国防省によれば、衝突回避したが民航機とロシア軍偵察機は9kmまで接近した。デンマーク軍のF-16とスウェーデン軍のグリペン戦闘機がスクランブル発進し、ロシア偵察機の機影を確認している
デンマークとスウェーデンはそれぞれのロシア大使を呼びつけ、抗議を行った。特に両国は、ロシア軍機が識別装置をオフにし、管制機関がレーダー上で確認できない状態で飛行していたことを問いただした
昨年10月には露潜水艦がスウェーデン領海に?
10月20日、スウェーデンの首都ストックホルム近郊の同国領海内で「ロシアのミニ潜水艦らしき」目撃情報が写真とともに公開され、スウェーデン軍司令官が全力で捜索中であり、必要であれば武力行使を行うと21日警告しています
●もちろんロシアは否定していますが、関連通信が傍受されたとの未確認情報もあり、ウクライナに続く欧州緊迫事案として注目を集めている
Russian-MiniSub.jpg●問題の目撃情報と写真は、19日同国のアマチュア写真家がストックホルム沖の領海内で目撃し撮影したものである。場所はストックホルムから約30kmの「Ingaroe島」近傍の模様。艦艇やヘリや掃海艇と約200名の兵士を動員して行われている捜索は、情報を元に17日から開始されていた。
●スウェーデン軍司令官は、「何も発見できていない。恐らく水中での活動だろうが、潜水艦を発見することは非常に難しい」、「必要ならば我が軍を用い、我が意志を強要する」と述べた。
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よく分からない国です・・・ロシアは・・・
上にご紹介したような事例は「氷山の一角」で、欧州で戦闘機のスクランブルが急増しているとのことです
「露戦闘機とデンマーク民間機が接近」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-12-22
「スウェーデン領海内に露潜水艦?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-10-23

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