米国防省報道官「将来は最新戦闘機(F-22)を派遣する」
14日、インドに続きフィリピンを訪問しているカーター国防長官は、比首脳との会談後に共同記者会見を行い、南シナ海の共同海上パトロールの継続実施、米比共同演習に参加したA-10等航空アセットの継続滞在、米軍指揮統制組織の現地での立ち上げと比軍との訓練を発表しました
また15日にペンタゴンで国防省報道官は、A-10等の継続展開に続くローテーション派遣に、「最新戦闘機(F-22)を派遣する」と述べました
2014年に結ばれたEDCA(Enhanced Defense Cooperation Agreement)に基づき、2年越しで米軍が派遣できる5つの基地が3月にやっと決まったばかりで、細部要領が未定で、5月に比大統領選挙がある「フワフワ感漂う」米比関係ですが、なにやら積極的な動きもあるようです。出来ることから何でもやる・・・でしょうか
A-10やヘリが南シナ海で何が出来るのか不明ですが、今後の成り行きに注目です
14日共同記者会見トランスクリプトより
(カーター国防長官の発言)
●第1に、3月に米比が共同で南シナ海で海上パトロールを行った。これは今年1月の「2+2」で決定したものである。このような海上パトロールを今後も継続し、相互運用性を向上させ、フィリピン海軍の能力向上を図り、地域の海洋安全保障と安全確保に貢献する
●第2に、米比共同演習「Balikatan」に参加した航空機や乗員がクラーク空軍基地にしばらく止まる。そして継続的に(ローテーション派遣を)行う
●最初の派遣部隊となるのは、演習に参加していたA-10攻撃機5機、HH-60Gヘリが3機、そして1機のMC-130H(緊急脱出や救出作戦が得意)となる。
●これらを運用整備する200名の空軍兵士も現地に止まり、南シナ海上空を含む運用を行って、海上パトロールを補完する
●第3に、共同演習のため設置されていた米軍人からなる指揮統制の拠点(command-and-control node)を維持し、米比共同の指揮統制を引き続き訓練して地域の協力的活動をサポートする
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15日には、空母ステニスの艦上で「アジア太平洋リバランス」に関する「Next Step」について語ったようです。
それについては後日に・・・
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