今度は年末年始休暇のネタ切れで、米軍事情報サイト「Military.com」が提供しているシリーズ「5 Things You Don’t Know About」をご紹介します
このシリーズは軍事装備品を映像と共に、5つの豆知識から学ぼうとするもので、過去に6本ご紹介してきました。過去の記事は末尾をご覧下さい。
今日のテーマは「米海軍」で、この大きなテーマにどうアプローチするのかと思いましたが、いつものように全く相互に関連性のない5つの話題でアプローチしています。いつものように、英語解説の聞き取りの間違いにはご容赦を・・・
5つの視点は、月面着地第一号は元海軍人、WW2で潜水艦乗りの死傷率が全軍で最高、21発の礼砲は無脅威を、複数の町が米海軍発祥を主張、米海軍規模が最大時は・・・です。
映像は約6分半です。
話題1:月面着地第一号
●月面に人類初の1歩を記録したアームストロング氏は、米海軍の武装偵察機パイロットとして朝鮮戦争で78回の作戦飛行を行っていた海軍OBである
●1947年に予備役、49年には正規兵となり朝鮮戦争に従軍した。1952年には地対空砲の攻撃で機体が被弾し、何とか友軍領域まで戻ったが基地到着前に緊急脱出し助かった
話題2:WW2で潜水艦乗りの死傷率
●WW2時の米海軍潜水艦部隊は、全兵士の2%を占める程度の規模であったが、WW2期間に52隻が乗員3500名と共に失われ、この死傷率は全軍の中で最高だった
話題3:21発の礼砲
●米海軍では、現役大統領、元大統領、大統領選挙勝者に21発の礼砲で敬意を表するのが儀礼であるが、これは昔、軍艦が相手国に入港する際、大砲を全て空砲で発射して脅威でないことを証明する習慣から生まれたもの
●外国国旗や外国元首や外国海軍トップにも同様の儀礼で応接する
話題4:米海軍発祥町を複数が主張
●米海軍は1775年に初めて編制されたことになっているが、その発祥地には複数の町が名乗りを上げ、結論は出ていない
●発祥地として主張する各町等は、最初の軍艦を建造したとか、最初の艦隊が配備され乗員が住んでいたとか、海軍編制決定の議論を議員が行った町とか、
話題5:米海軍規模が最大時は・
●WW2の間、米海軍は史上最大の海軍規模を誇り、6700隻以上の艦艇を保有していた。
●空母27隻、支援空母77隻、戦闘艦艇360隻以上であった
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月面に立った最初の人類が米海軍OBとは、陸軍や空軍は悔しい思いをしてるんでしょうねぇ・・・
でも、国家を挙げた大プロジェクトの最後の詰めの最前線指揮官を、軍人OBが勤める辺りが軍人の面目躍如ですね!
そう言えば、F-15のテストパイロット上がりの操縦者が、公募宇宙飛行士の第1号に選出され、宇宙ステーションで活躍したのは記憶に新しいところです
この他にも「5つの視点で学ぶ」シリーズには、以下で紹介した以外にも、「空母」「地雷」などが公開されています。ご興味のある方はどうぞ
映像で5つの視点から学ぶ
「米海軍潜水艦」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-26
「火炎放射器」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-11-2
「負傷者救出ヘリ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-07
「B-2爆撃機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-01
「AK-47ライフル」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-28
「原子力潜水艦」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-07-1
映像で見るシリーズ
「わずか12㎏の兵器搭載地上ロボット」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-05-09
「防空&ミサイル防衛の融合IAMD」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-05-27-2
「威力強烈:AC-130」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-06
「CASの歴史を学ぶ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-19
「イメージ中国軍の島嶼侵攻」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-06
「泣ける:帰還兵士と犬との再会」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-05
「レーザー兵器試験@ペルシャ湾」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-12-13