6月に入りF-35の宣伝映像が2本公開されていますので、英語のお勉強のために、そしてまんぐーすが楽するために、皆さんご覧ください。
1本は約8分間のF-35全体のアピール映像。これまで第4世代機F-16戦闘爆撃機を操縦してきた複数のパイロットが、第5世代機F-35の素晴らしさを語ります。
もう1本は、F-35のもう一つの売りである、整備や部品調達作業を大幅に効率化してトータルコストを引き下げると大宣伝されている、自動兵站情報システム(ALIS:Autonomic Logistics Information System)の解説映像(約3分)です
どちらの映像も、開発期間や費用が当初計画から大幅に超過したことや、まだ基礎的な最低限の機能発揮しかできないソフトしか完成していないのに運用態勢確立を宣言していることや、開発と製造を並行実施しているために今後手戻り改修経費がかなり必要なことや、必要機能が追加されるたびに価格が上昇することには触れていません
また、米空軍が1763機も調達すると頑張っていますが、現ペースでは2040年代に入っても買い続けるとの信じられない見積もりがまかり通っている実態や、次世代制空機を急いで開発し始めていることにも全く触れていません。
まぁとりあえず、英語のお勉強にどうぞ
F-35全体のアピール映像(約8分)
●F-35は第4世代機と異なり、各種センサー情報を事前のデータファイルと照合&融合してHMDに表示し、操縦者の状況把握を格段に容易にする
●また他の地上、空中、宇宙アセットの情報もリアルタイムに取り込んでデータ融合しするとともに、融合した情報を他のアセットと共有し、他アセットの能力発揮力を格段に向上させる
●維持整備面でも、故障診断や交換必要部位を自動的に判定できるALISが導入され、新人整備士でも容易に機体の維持整備に貢献できる
自動兵站情報システムALISの解説(約3分)
●F-35の維持管理に必要なデータを全て機上で収集し、着陸後は専用PCを通じて世界を結ぶオンラインで管理し、必要な整備や部品調達を円滑化する。
●各機のデータは集中管理され、効率的なデータ管理や整備指示がシステムから行われる。またシステムソフトは定期的にスマホのアプリのように更新され、最新状態に維持される
●機動展開先でもコンテナに入ったALIS装置を展開させることで、最適な機体の維持管理を継続して実施可能
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今一つ突っ込みが足りない解説映像でしたが、パイロットや整備員自身が語る「印象」や「言葉遣い」も重要な要素なので取り上げました。
台本があるのかもしれませんが・・・・
映像で5つの視点から学ぶ
「米海軍空母」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-12-25
「核兵器」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-02-05
「米海軍」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-27
「米海軍潜水艦」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-26
「火炎放射器」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-11-2
「負傷者救出ヘリ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-07
「B-2爆撃機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-01
「AK-47ライフル」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-28
「原子力潜水艦」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-07-1
映像で見るシリーズ
「12㎏の兵器搭載地上ロボット」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-05-09
「防空&ミサイル防衛の融合IAMD」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-05-27-2
「威力強烈:AC-130」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-06
「CASの歴史を学ぶ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-19
「イメージ中国軍の島嶼侵攻」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-06
「泣ける:帰還兵士と犬との再会」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-05
「レーザー兵器試験@ペルシャ湾」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-12-13