プーチンがトルコ大統領にSu-57Eを売り込み

ロシア航空ショー「MAKS-2019」会場で
非公式に2人は1時間以上話したとか・・・
実質、写真しかない報道ですが
Turkey Su-57.jpg27日、ロシアのZhukovsky国際空港で開催されている恒例の航空ショー「MAKS-2019」を訪れたトルコのエルドワン大統領はプーチン大統領に案内されてロシア製ステルス戦闘機(と言われている)SU-57を見学しました
米国やNATO加盟国からの度重なる忠告にもかかわらず、ロシアから高性能地対空ミサイルシステムS-400を輸入したことで米国からF-35計画からの除外され、購入予定だった約100機のF-35に代わる戦闘機が必要になるトルコに対し、ロシアがすかさずトップセールスです
エルドワン大統領は興味津々でSU-57の機体や操縦席をのぞき込み、プーチン大統領に「売ってもらえるんですか?」と尋ねたところ、プーチン大統領はすかさず「もちろん、購入できますよ」と答えたとか・・・
28日付米空軍協会web記事によれば
4世代機SU-35とステルス機SU-57を視察

SU-57.jpg●プーチン大統領に同行してトルコ大統領を案内したロシア関係者は、トルコからの要望があれば2-3年後には両機種ともトルコに提供できると述べ、トルコには単なる貿易パートナーではなく、同盟国扱いで対応すると述べた
ロシア側がステルス機と呼ぶSU-57は、従来のSUシリーズに比してレーダー反射率が多少低く抑えられている程度と西側専門家はみているが、ロシア空軍から第1段階として76機の発注を受けたばかりで運用開始していない
SU-57の輸出用はSU-57Eで、今年春にロシア政府が認可したばかりで、現時点で海外からの発注はない模様である。ロシアからの説明にトルコ側は強い関心を示したと露国営メディアは伝えているが、契約に向けた具体的な話までは進んでいない模様
●SU-57については、当初インドがロシアと共同開発を行っていたが、ロシア側がしつこくインドに更なる資金提供を要求し、逆に技術移転について消極的だったことから、2018年にインドは共同開発中止を発表している
SU-35はSU-27フランカーシリーズ最新型機の第4世代機であり、ロシア空軍に8年前から配備が始まり、現時点で約70機を保有している。中国とインドmo
同機を発注
している
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Esper_dunford.jpg
ちなみにエスパー国防長官は28日の会見で
トルコがF-35計画に復帰するためには、S-400をトルコの倉庫に格納してF-35と並行運用しないようにする程度では不十分で、S-400をトルコ内から除去する必要があると念を押しました
また、トルコとロシア間にはシリア北西部へのロシアが支援するシリア大統領軍の進軍により、非武装地帯である同地域に所在するトルコ軍が脅かされるとの問題があり、トルコ大統領が「シリア軍が対テロとの名目で当地域の民間人も巻き添えにしている」との表現で抗議したが、プーチンは「非武装地帯は軍隊が保護され軍事作戦を開始するエリアではない」とトルコの主張に反論した模様です
「トランプ政権がトルコをF-35計画から除外」
→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-07-17
米トルコ関係
「トルコの代わりに米で部品製造」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-08-27
「S-400がトルコに到着」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-07-14
「米がトルコに最後通牒」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-06-09
「6月第1週に決断か」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-05-23
「トルコが米国内不統一を指摘」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-04-06-2
「もしトルコが抜けたら?」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-12-21

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