26日は米国のメモリアルデー、つまり国に命を捧げ犠牲となった軍人たちを追悼する日です。野球の大リーグの試合でも、試合を中断して黙祷を捧げていました。
同日ワシントンDCのアーリントン墓地で行われた記念式典でオバマ大統領は明確に述べました。
「我々は、国家として、・・・軍服を着る又は着た兵士に対し、・・・必要な支援を行い敬意を払うことを怠ってきたのではないか?」(・・・to those who wear or have worn the uniform・・・,we, as a nation, ・・・have failed to give them the support they need or pay them the respect they deserve. )
一方、本式典の主催者であろうマレン統合参謀本部議長はこのような大統領に対し、「大統領とミシェル夫人は、米軍とその家族を、彼らの生活を、彼らの思いを、そして彼らの心をあらゆる分野において一番に考えてくれている」(In every possible way, he and our First Lady make our troops and their families first; first in their daily lives, first in their thoughts, and first in their hearts. )と敬意を持って謝辞を述べています。
米国は大国ですが、人口は日本の2倍程度。その国がいろいろな問題を抱えつつも、数万人の兵士をテロとの戦いにつぎ込むことが出来ている背景には、上記のような文民と軍人のあるべき関係が根本で維持されていることがあるのでしょう。
防衛省におけるメンタルケアが課題になっているようです。防衛省HPのトップページ(http://www.mod.go.jp/)に家族に対してメンタルケアの重要性を訴えるバナーが登場するまでになっています。前航空幕僚長の論文事件以降、隊員の事故記事報道が増えたような気もするし・・、根っこは深いように思います。NKの核実験より大きい何かが・・・
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