米国で退役軍人の自殺が増えているようで、悩んでいる人のための相談電話番号を市内バスで宣伝しているとの話です。
退役軍人省の長官はラムズフェルドに陸軍参謀総長を首にされた経験を持つ日系のシンセキ氏ですが、退役軍人の目にとまるように掲載するバス路線を色々試してみたり、インターバルをあけて掲載する等の工夫をしていることを事などを細かに担当者へのインタビューを含めて記事にしています。写真は就任時にシンセキ長官を紹介するオバマ大統領です。
この話が、一般報道ではなく、米国防省のHPのメインページに掲載されているところが意味深です。最近の同HPは、ゲーツ長官や統合参謀本部議長が負傷軍人のリハビリ施設を訪問したことやリハビリを支援する人達の活躍をたたえる記事がメインとなっており、北朝鮮の話などは活字が小さく、扱いが適当です。
ゲーツ長官が予算要求時に明確にしたように、米軍の当面のプライオリティー1番は兵士のケアです。米軍の維持自体が大変大きな問題に直面していると理解すべきでしょう。
コメント