ゲーツ長官、陸軍の増強(期限付き)を発表

090720.jpg20日、ゲーツ国防長官は陸軍の総員を、今後3年に限定しつつ、2万2千人増員する計画を記者発表しました。
イラクに13万人、アフガニスタンに5万8千人(本年末には6万8千人に増)と展開する兵士の負担・ストレスを軽減するための処置であり、「ゼロ・サム」予算の中では、他の優先順位の低い事業の予算を削って「この極めて優先順位の高い増員」を実施することになる、と同長官は述べました。
増員された兵士で新たな部隊を編成することはせず、現在の編成で不足している部分を補完する方向で兵士を活用するとしています。
発表に同席したマレン統合参謀本部議長も「この期限付きの増員により、兵士のよりよい派遣インターバルを確保することが出来、現場司令官の望む状態と能力を兼ね備えた戦力を派遣することが出来る」とその効果を補足説明しました。
最近のアフガンの状況を見るに致し方ない策でしょうが、2万2千人で足りるのでしょうか? 何を削って予算に当てるのでしょうか? ゲーツ長官の苦悩は続きます。北朝鮮どころじゃないですね。

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