8日、ゲーツ国防長官はペンタゴン近郊の軍人子弟が通う学校を訪れ、軍人及びその家族から子弟の教育問題を中心に意見を聞きました。
ゲーツ長官がイラク・アフガン問題と同レベルの優先順位で取り組んでいる「軍人とその家族のケア」の改善に向けた姿勢を示したものです。米国防省HPより
同長官は軍人家族との意見交換の後、記者団の質問に答え、以下の4点について検討する旨述べました。現役軍人の44%が子供を持ち、その子供の2/3は11歳以下であるとの事実に触れ・・・
●部隊のローテーションに対応するための、基地内の学校、特に小学校の増設
●家族の分離を防ぐため、両親共が軍人(dual-military families)の場合には、両親が同じ基地で勤務できる様な配慮
●学校の教師やカウンセラーに対する、軍人子弟への対応についての教育
●旧来の米軍用に準備された種々の政策を、機動展開を重視する近代軍用に見直し、種々のケアを軍人家族にふさわしいものにする事。
また陸軍のHPでは、基地の再編や統合によって自宅近傍の基地が閉鎖になることで、購入した自宅の価格が急落等して売却等が困難になり経済的に息詰まるケースが増加していることから、相談窓口を盛んに紹介しています。
世界規模で転勤する米軍人の悩みは複雑ですね・・・学校教育に関してはオバマ大統領のスピーチが共和党から叩かれてましたが、ゲーツ長官はどうするんでしょう。自宅の値段まで・・・
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