ゲーツ長官韓国を脅す アフガンへ!

townhall.jpg韓国の安全保障問題を心配している余裕など無いのですが、隣国の厳しい状況を他人事とは思えず、紹介させていただきます。
21日午後、ゲーツ長官は韓国に到着直後に米韓兵士約150名を前にスピーチし、韓国はアフガンへ派兵せよと事実上迫ったことを昨日お話ししましたが、そこでの例え話が余りにも韓国に対して厳しいものでした。米国防省HPよりhttp://www.defenselink.mil/speeches/speech.aspx?speechid=1389
paiksun.jpgゲーツ長官がスピーチの最後で持ち出したのは、朝鮮戦争時の韓国の英雄パク将軍(白善燁 ペク・ソンヨプ)の話です。この方は朝鮮戦争の混乱期、僅か29歳で最前線の師団長でした。
当時NK軍(中国軍)に際も追い込まれた際、最も厳しい地形の丘を米軍から割り当てられ、貧弱な装備で韓国兵士が退却気味になったところを、師団長自らが銃を持って兵士を正に最前線で引っ張り、何とか持ちこたえ、反撃の糸口を作った等で当時米軍の間でも有名に成りました。ソウル奪還の際も、米軍に輸送能力で圧倒的に劣る中、徹夜で裏道を駆けつけ韓国軍の名誉を守ったとの話も語り継がれています。
正に捨て身の戦いを続けた結果、米軍も次第に韓国軍やパク将軍を認め、同将軍は米の信頼を得て32歳で韓国軍トップとして米軍と渡り合いました。親日的で、今も多くの日本人とつきあっておられます。
paiksun2.jpgゲーツ長官はパク将軍の著書を引用し、パク将軍が「丘」での戦いを振り返る一節を読み上げます。「最初の米韓共同作戦で、成功は米韓相互の信頼に掛かっていることを私は学んだ。NKが我を丘から駆逐していれば米軍は包囲されていた。・・・それぞれの兵士が他の信用を得られなければ、共に戦う信頼は生まれない」
韓国がアフガンで捨て身の貢献をしなければ、朝鮮半島で共に戦う信頼は生まれない・・・との強烈なメッセージです。これを若い兵士を前にしてスピーチするか? 米国人に言われたくない逸話ですゲーツ長官も国益を掛けて外とも戦い始めました。

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