24日ゲーツ国防長官は、全兵士に向けて、「感謝祭」、「ハヌカ(ユダヤ教の祭り)」、「クリスマス」のメッセージを発信しました。
(以下メッセージ)
米国民が、我々が享受している自由と繁栄を振り返り、そして感謝する時期となりました。言うまでもなく、4軍の兵士が不平不満も言わず、繰り返す派遣と困難そして危険の中で、その一命を前線に置いてくれているからこそ、我々はこの時を迎えられるのです。
多くの人命がこのために捧げられました。我が国は彼らの記憶を誇り高い名誉と共に忘れません。無くなった方達が愛した皆さん、深甚よりお悔やみを申し上げ、祈りを捧げたいと思います。フォート・フット基地での射撃事件を受け、基地が安全を保障された場所であるよう、私が努めて参ります。
この季節が、数千マイル離ればなれになった兵士とご家族にとって、特に難しい期間であることを私は解っているつもりです。兵士のご家族の皆さん、米国民が今日あるのは、貴方のご主人や奥様、息子や娘の犠牲のお陰です。
国防長官としてこの季節を迎えるのは3回目となります。この3年間、私にとって何よりも印象深いのは、国を守る兵士の決意であり、快活さであり、そしてそのユーモアです。この「感謝祭」、「ハヌカ」そして「クリスマス」祝う季節の言葉に添えて、米国民に代わって2語からなる言葉を贈ります。「Thank you.」
(以上がメッセージ)
ゲーツ長官には、世界中の軍の改革が進むまで、現職を続けていただきたいものです。アフガンにも早めにけりをつけていただいて・・・。
「ハヌカ」のお祭りへもメッセージが行きましたか・・・「ハヌカ(Hanukkah)」は紀元前二世紀頃のイスラエルの地(パレスチナ)が歴史の背景になっています。当時、イスラエルのユダヤ人は今のシリア辺りを押さえていたギリシア人の支配下にあり、ユダヤ教を禁じ、ヘレニズム文明を押し付ける統治者の圧制に喘いでいました。特にアンティオクス4世は、安息日やトーラの勉強を禁じたため、ユダヤ人たちは武装蜂起を起こします。その結果、反乱軍は強力なギリシア軍に打ち勝ち、紀元前一六五年、エルサレム神殿を解放しました。
神殿を占拠していたギリシア軍は燭台を灯す油の壷をみな破壊していましたが、解放軍は幸い一つ残されていた油壼を見つけます。その油は一日分にも満たなかったのですが灯してみると奇跡的に八日間も燃え続けたというのです。ハヌカを「神殿清めの祭り」と言うのはこのためです。「光の祭り」という呼び方もあります。ハヌカを8日間祝い、毎日燭台に油で灯をともし、揚げたジャム入りのドーナツを食べたべるのもこうした歴史に由来しています。
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