「国防費は政治のためでなく、安全保障のために」

obamasign.jpg22日、オバマ大統領は上下両院を通過した2010年度国防予算案に署名し、「国防省の仕事要領を変える予算」(ゲーツ国防長官)が正式に成立しました。
署名に先立ち、オバマ大統領はスピーチし、ゲーツ長官とマレン統合参謀本部議長を讃えるとともに、国家安全保障のため今後とも因習との戦いを続けると宣言しました。
大統領はゲーツ長官を讃えて・・・
obamasign5.jpg●このまれに見る国防長官無くしてはこの予算は出来なかった。私は公式にゲーツ長官の国への貢献に感謝を表明する。党派の異なる8人の大統領に使えたこの男は、国防費が政治のためでなく国家安全保障のためにあることを理解している男である。
●過去数ヶ月間、彼は議会と戦い続けた。数々の因習と戦い、そして数々の勝利を収めてきた。国民を代表して感謝を述べる。
マレン統合参謀本部議長を讃えて・・・
●ペンタゴン内の、恐らく身を焦がすような厳しい戦いを乗り越え、我々を支え助言をしてくれた。
上下院議員を讃えて
●めざましい活躍をしてくれた、マケイン議員や超党派の軍事委員会の指導的メンバーに感謝したい。
予算案を巡る戦いを振り返り・・・
obamasign2.jpg私と国防長官が無駄な予算を切り込もうとしたとき、この町の多くの人が「不可能だろう」、「彼らは負けるだろう」といった。我々はこの町にはびこる利権に巻き込まれて身動き出来ず、そして今まで通り変りなく物事は進むだろう、とも言った。
我々は今日、因習にとらわれた人々が間違っていたことを証明した。多くの議員が何年も中止しようとしてきた無駄なプロジェクトに、終止符を打つことが出来た。
不要なF-22へ更に2000億円もつぎ込むこともなくなり問題だらけの金食い虫事業であるFCS、エアボーンレーザー、戦闘捜索救難ヘリ、エアフォースワンと同額の大統領専用ヘリ等の計画をカットすることが出来た。
●その代わり、今の戦いを支えるJSF、Littoral Combat Ship、そして前線兵士を支えるヘリコプターと偵察能力強化に予算をつけることが出来た。
我々は変化が可能であることを証明したのだ
Holylandが米国の関係者だったら、F-22を欲しがった国のことを「開いた口がふさがらない」状態で見つめたことでしょう

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