19~20日にかけ、ゲーツ国防長官がインドを訪問し、19日にシン首相とクリシュナ外交相と会談しました。20日にはアントニー国防相と会談予定です。また19日付のインド有力紙「Times of India」にゲーツ長官が寄稿している模様です(原文未確認ですが・・・)。
モレル報道官は「極めて建設的」、「とても力強いスタートが切れた」と、どこかの国を訪問した時とはチョット異なる明るい表現で一日目を振り返りました。
2008年2月以来のインド訪問であるゲーツ長官の発言と併せて、国防省HP記事より・・・
●暴力的な過激派対応
この分野での技術共有と専門知識や情報の更なる共有を図らなければならない。
昨年11月のムンバイでのテロ事件に際してのインド側の対応は、極めて慎重で抑制されたものであり、大国としてふさわしい素晴らしいものであった。両国(インドとパキスタン)は、この事案が作り出した疑心暗鬼の中でも、緊張を管理可能なものとしていかなければならないと考える。
海賊対処のみならず、更に「海上状況認識」を高める面でも協力を強化したい。
●将来への備え
2005年に締結された国防協力の合意以降、両国関係は飛躍的に発展してきている。我々はインドとより多くのプログラムで協力関係を築きたい。特に、海上活動、サイバースペース分野、宇宙分野においてである。21世紀の世界共通の諸課題は、多国間の協力でのみ対応可能である。
私は技術や情報を他国とシェアすることを制限する米国の法律に不満を感じている。依然、最終的な締結にわいたっていないが、地球規模でのデータ共有、通信の相互運用性、安全と後方の支援関係を促進する協定を強く推進した。この協定が無いことは、インドによるハイテク技術へのアクセスの障害になっている。
●アフガン支援と米装備購入
インドがアフガンの復興支援に約1200億円の拠出を約束したことを評価する。米の輸送機等の装備品購入が決定され、相互運用性が高まったことを歓迎する。
最初は、豪を訪問後、インド訪問の計画だったようですが、ハイチ大地震のため豪は中止になった模様です。
豪とインドとで封じ込めを計画してほしいものです。
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