ゲーツ長官がキング牧師を語る

KING5gates.jpg14日、久々に国防省HP登場のゲーツ国防長官が、公民権運動家キング牧師の業績を振り返る国防省の行事に出席してスピーチを行いました。
行事自体は、キング牧師の81回目の誕生日にあたる1月15日のタイミングに行われ、18日の祝日に先立って行われました。左の写真は、68年にキング氏が暗殺された後、キング氏の記念日を制定するよう運動していた同夫人(74年撮影)です。ちなみに86年から、1月の第3月曜日が祝日になりました。
これまでゲーツ長官の様々なタイプのスピーチ(安保国際会議、陸及び空軍関連集会、大学卒業式、メンタルケア大会、前線兵士へ等々・・)を取り上げてきましたが、人種差別と戦った黒人指導者を振り返ってどのように国防に結びつけるのか、に興味を持って記事を読みました。
スピーチの締めはキング牧師のこの言葉でした・・・
●進歩は自動的なものでも必然でもない。正義の目標に向かっての全ての歩みは、犠牲と困難と奮闘を求めるものである。
導入部分でキング氏の業績を振り返りつつ・・
●彼は、平等と正義と威厳に基づき支えられる社会を追究し、真に一体となった国家からしか得られない力を求めた。
kinggates.jpg米軍内での取り組みに触れて・・・
●2年前、我々は米軍内の差別撤廃60周年を祝った。(そして、アフリカ系アメリカ人で活躍する軍人として)ワード・アフリカ軍司令官、オースチン統合参謀本部部長、マックデュー統合参謀本部戦略計画副部長などが活躍されている。
キング牧師の精神と国防について
●我が国の国防に身を捧げる人達に心より感謝する。国防省の仕事を通じてキング牧師の理想を攻撃する者と対峙する人は、男性も女性も、いかなる人生を歩みいかなるバックグラウンドを持とうとも普通のアメリカ国民である。彼らの犠牲は、何よりも多く、彼らの信条とキング牧師の業績を語るものである。そして、キング氏の命をかけて掲げた原則を更に押し進めることが重要である。
haitiobama.jpg少なくとも今年1年は頑張っていただけるとのこと、益々期待しております! 
左はハイチ大地震対応を大統領等と協議するゲーツ長官です

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