13日、在パキスタン米国大使館所属の副武官ナガタ陸軍准将(Michael Nagata)からパキスタン海上保安庁へ、5隻の高速パトロールボート(写真)が贈呈されました。同様のボートが年末までに更に4隻提供される予定です。
2006年からの過去3年間で米国からパキスタンへの軍事・治安関係援助は約3600億円に上っており、援助による割引価格でFMS購入された主な装備は・・・
F-16戦闘機 14機
Mi-17ヘリ 10機
115mm自走砲(M1095A5 howitzers写真) 48門
車両 450両
暗視装置、通信装置、防弾ベスト等 数百セット
対テロ、情報、ロジの幹部訓練 370名
そのほかに、12日にはパキスタン南部の水害被害地域への人道支援用として、4台の給水車がナガタ准将からパキスタン軍に提供されています。(写真)
先月のゲーツ長官の訪問時には、陸軍用小型無人機shadow12機の提供が公表されています。
誤爆やイスラマバードでのテロ等、引き続き混乱が続くパキスタン情勢ですが、日系人と思われるナガタ准将のご活躍を祈念いたします。
(付録の付録 茂田宏元対テロ担当大使のブログより)
2月16日付ニューヨーク・タイムズ紙によると「秘密の共同急襲、タリバンの最高司令官をとらえる」との見出しで、概要次の通り報じている。
米高官によると、数日前、タリバンの最高軍事指揮官がカラチでパキスタンと米の情報機関の秘密の共同作戦で捕えられた。
アブドル・ガニ・バラダル師(1968年生まれ)はこの8年間の戦争で捕えられた最重要なタリバン要人であり、ムハンマド・オマール師に次ぐ影響力を持っている。
続きは → http://blogs.yahoo.co.jp/kokusaijoho_center/34643636.html
(付録)
「QDRから日本は何を読みとるべきか」
→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-07
QDRにおける対中国の新作戦構想に関する部分(Holyland推定)
→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-05
「Joint Air-Sea Battle Conceptは平成の黒船」
→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-09
コメント