普天間の件等で日米関係が固まっている一方で、ここ最近、米韓軍事関係が良好であるとの記事が米国防省HPに続けて掲載されています。
3月27日に「韓国の米軍再編は順調」とのタイトルで紹介したところですが、本日は米韓空軍のバディー飛行隊が共同訓練に取り組んだとの話題です。
それにしても日米の記事が最近見あたらないです。2月18日にコープノース・グアムの写真だけが掲載されて以降、見あたりません。意図的かもしれませんね(写真は昨年、米韓首脳が韓国での歓迎行事に向かうところ)。
米韓飛行隊の訓練記事は大した内容ではありませんが・・・
●4月13日から15日にかけて、オーサン空軍基地において米空軍25戦術飛行隊のA-10と韓国空軍237戦術飛行隊のKA-1が、仮想シナリオに沿って共同訓練を行った。
●韓国側のパク隊長は「A-10のパイロットは能力が高く実戦経験も豊富である。一方我々は朝鮮半島の状況や地形に習熟しており、双方がそれぞれ学ぶことが多い」と訓練の維持を強調しました。
●言葉の壁はいつもながら大きな課題であるが、パク隊長は訓練を通じ、相互の連携や運用能力向上に繋がったと振り返った。
●バディー飛行隊の訓練は年2回行われ、米空軍の25と36戦術飛行隊が交代でホストを努めている。
KA-1は米空軍HPに掲載の写真が示すように、オールドファッションの前方統制機です。上空から地上の敵部隊を観察しながら、地上の味方特殊部隊や砲兵と連携を取って、部隊や弾着点を導く役割の航空機と思われます。ネット情報では韓国空軍は同機を10機保有しています。
(関連記事)
「韓国の米軍再編は順調」
→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-03-27
「グアムの空に美しい編隊飛行」
→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-18
そう言えば日米関係の記事がありました・・・
3月17日シファー東アジア担当国防次官補代理の下院外交委員会での発言
シーファー氏曰く(発言そのものを直接紹介した部分)
●今後数ヶ月から数年の間に、より多くが日本と日米同盟に対して要求されるだろう。私は日本がステップアップし、より多くを行う道を見つけるだろうと確信している。そして日本は、米国がそれを依頼するからではなく、むしろそれが日本の利害に関わり、負うべき責任を持ち、変化する能力を持ち合わせているがためにそのような方向に進むであろう。
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