ロシア製ステルス戦闘機SU-57がアルジェリアで飛行確認

2月初旬にア空軍基地周辺で農民撮影映像が拡散中
2020年に12機契約済の機体がアルジェリアで運用開始か
同機が露以外で運用確認された最初の事例です

2月10日付Defense-Newsが、アルジェリアのジャガイモ農民が同国空軍基地周辺で撮影し、TikTok上にアップしたロシア製SU-57ステルス戦闘機が飛行する映像を紹介し、2020年にロシアが初の輸出契約に成功した12機の一部がアルジェリア空軍で飛行を開始したと推測されると報じ、もうしそうならば、SU-57がロシア以外の国で運用を開始した初めてのケースになると紹介しています。

記事は、ロシアが2019年ドバイ航空ショーで初めてSU-57海外輸出版を披露して売り込みを開始した際、モロッコとの国境紛争を抱えるアルジェリアが興味を示し、様々な情報を総合して推測すると、2020年に12機(14機との説もあり)を約3000億円で売却する契約が露アルジェリア間で成立していたと報じ、同時に14機の戦闘爆撃機SU-47の売却にも両国が合意していた模様だとしています

また2025年11月に、ロシアは輸出先を明らかにしなかったものの、2機のSU-57を既に引き渡し済だと認めており、関係者の間では恐らくアルジェリアだろうと推測されていたとも記事は紹介しています。

2月10日付本ブログ記事で「ウクライナ侵略による露への経済制裁もあり、また露軍需産業の弱体化により、露の武器輸出先が中東やアフリカの専制国家に狭まっている」とご紹介しましたが、2月2日の週に米上院軍事委員会で証言した米国務省のRobert Palladino近東局長も、「アルジェリアの武器取引は米国との関係を難しくしている要因の一つだ」と語っていたところです

TikTok上にアップされた映像は、花咲く草原上空の大空を戦闘機らしきものが飛行している様子を小さくとらえたもので、一般視聴者が見ても小さくて機種の判別までは困難ですが、その道の専門家が様々に分析したところによれば、撮影された場所がアルジェリア北部の都市Ain Beida近郊の「Oum El Bouaghi Air Base」周辺風景と一致しており、撮影者のアカウント自体も怪しいものではなく、SU-57に間違いないとのことです
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SU-57は、1998年頃開発がスタートし、2010年初飛行。開発開始から「T-50」とか開発名称「PAK FA」と呼称されていたが、2017年にSU-57が正式名称と発表され、2019年の量産開始発表後にプーチン大統領が「2028年までに76機導入する」と発言したと記録されており、現在は試験機10機に続き、量産型が22機存在するとされています。

性能については様々に評価されていますが、開発のタイミング等から「ロシア版F-22」と表現されることも多いですが、最近では「ステルス性の追求よりも運動性能を優先」、「ステルス性よりも機動性と多用途性を重視した第5世代戦闘機」との独自の方向性をスホーイ社が追求した機体と解釈されているようです。ただ機数が少なく、実戦投入実績も少ないことから、実態のほどは不明な部分が多いようです

TikTok上に公開された映像(By doz.kbran)

@doz.kbran

♬ الصوت الأصلي – doz Kbran

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https://holylandtokyo.com/2026/02/10/13897/

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