今後の鍵「I-CsUAS」との言葉を覚えておきましょう
記事や記事が参考にしている予算関連文書は、この契約の細部内容を説明しているわけではない模様ですが、海兵隊側は「小型無人機の飛行経路に対するキルチェーン全体をカバーするような、電磁気的、音響的、またはその他の非物理的&運動学的妨害手段」の提供を提案要求文書で求めており、
契約は「海兵隊の施設、人員、資産に対する、小型ドローンやその他の新たな脅威を検知、追跡、対抗、防御するための対抗システムを海兵隊基地に設置・納入」することを求めるもので、契約には「現場調査、システム調達、新しい機器のトレーニング、プログラム管理、物理構成監査、および維持整備などのエンジニアリング サービス」も含まれていると記事は解説しています。
更に記事は、I-CSUAS機能の一部は既に、リース方式でサービスとして提供開始され、ニーズが生じた際に運用されており、「海兵隊は最終的にI-CSUASを正式なプログラムにすることを目指している」とも記載しており、現時点では試行導入的な位置づけであることを伺わせています
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「Anduril社」は、若き経営層がリードする、自律型AI搭載無人機の開発で米国をリードする新興企業で、この分野では老舗である「ロッキード」「ボーイング」「NG社」などを置き去りにして米国防省や米軍が頼りにする「飛ぶ鳥を落とす勢い」の企業です。
その扱う範囲は急速に拡大しており、需要急増で供給が追い付かないミサイルやロケット用の「推進装置:ロケットモーター」の3D開発や、今日ご紹介している「無人機防衛」等々にも及んでおり、上記のように装備品の提供だけでなく、「基地防衛サービス」とも言える現場調査から装備調達、教育訓練、運用、維持整備までをカバーする事業に範囲が拡大している模様です。
記事の内容は薄いですが、今後の国防を支える重要な視点を提供してくれる記事ですので、ご紹介しておきます
飛ぶ鳥を落とす勢いの新興企業「Anduril社」関連
「決断できない国防省や米軍に不満」→https://holylandtokyo.com/2025/02/18/10732/
「自律AI搭載無人機の限界を探る」→https://holylandtokyo.com/2024/11/01/6431/
「CCAでも中核企業」→https://holylandtokyo.com/2024/05/21/5863/
「CCA補完の安価ETV無人機」→https://holylandtokyo.com/2024/06/21/5988/

