米宇宙軍NO2が2024年の商用公開情報をもとに語る
No2は中国と言及せずも、報道官が講演後に補足
具体的事例として「宇宙空間で5つの異なる物体が同期するよう制御されながら、互いの内外を動き回る動き」、「軌道上で作戦を行うための戦術、技術、手順を幾つもの衛星を絡めて訓練している」、「低高度軌道における近接作戦と呼ばれるもの」、「宇宙でのドッグファイトと呼ばれるもの」等の表現で観察されている事象を語り、「宇宙でドッグファイト」との言葉が軍事メディアに大きなインパクトを与えました。
そして同大将は、「我々は文化を変え、訓練を変える必要がある。戦術・技術・手順や、作戦コンセプトも変えなければならない。そして装備を変えなければならない。なぜなら、観測されたこれらの動きは、これまで未経験で複雑で困難な状況だからだ」、「信頼できる戦闘部隊を確保し、侵略を抑止し、必要時に打ち負かす能力が必要で、我々は今転換点にいる」と訴え、陸海空海兵隊宇宙軍の中で最も予算額が低い現状と、最低限宇宙軍が要求する予算枠を確保してほしいと要望して講演を終えた模様です
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講演後、Guetlein 大将(正式にはVice Chiet of Space Operations)が「具体的国名」に言及しなかったことから、おそらく「どの国がそんなことを?」との質問が殺到したのでしょう。
宇宙軍報道官が「市販のデータベース (commercially avallable information)でも確認可能なことですが、中国です」と回答し、更に「中国が2024年に、3機の実験衛星「Shiyan-24C」と2機の中国の実験宇宙物体「Shiyan-6の05A/B」を使用し、低高度軌道で一連の接近オペレーションを実施したことが確認されている」と補足でメディアに情報提供し、「宇宙でドッグファイト」との見出しが、日本時間の3月19日頃から世界の軍事メディアを賑わすことになりました。
引き続き、まんぐーすは宇宙関連の基礎知識に欠けた状態で、これ以上の説明ができませんが、「3機の実験衛星「Shiyan-24C」と2機の中国の実験宇宙物体「Shiyan-6 の 05A/B」が低高度軌道で」やらかしたようです。とりあえずご紹介しておきます
中国と宇宙に関する記事
「中国の衛星通信を妨害する装置を」→https://holylandtokyo.com/2025/01/30/10497/
「米宇宙軍に攻撃目標選定部隊」→https://holylandtokyo.com/2023/08/23/4970/

