F-16戦闘機をソウル近郊のNK境界線近くに9機移動
機数を増強した「Super Squadron」を編制とか
嘉手納や三沢と共に一連の太平洋空軍の戦闘機再編か
7月23日付米空軍協会web記事が、7月19日米空軍発表(Kunsan基地第7空軍発表の形で)を取り上げ、韓国南部Kunsan空軍基地所属F-16戦闘機の一部9機を、北朝鮮との境界線から僅か約90㎞でソウル近郊のOsan基地に約180㎞北方へ移動させ、Osan基地所属22機のF-16と併せて31機の「スーパー飛行隊:Super Squadron」編成への移行を開始したと報じています。
ただ第7空軍の発表はあくまで、「Super Squadron」の31機編成が訓練実施面や機体維持整備面で効率的かどうかを確認する「約1年間にわたるテスト:a yearlong test」のための、F-16戦闘機の「一時的な移動:temporary shift」だとなっており、北朝鮮への刺激を避けるためか、韓国政府との協議の末の「あいまい」方針なのか、本当に「テスト」だけなのか不明ですが、約150名の操縦者や整備員等々もOsan基地に移動すると紹介しています
しかし23日付米空軍協会web記事は、太平洋空軍が2023年9月に発表した「PACAF’s 2030 Strategy」(現在の戦力配置は約70年前の戦略環境に基づき決定されたもので、現状には不適切・・・との認識が基礎の戦略)に基づく戦力の再編・再配置の一環だとF-16の移動を紹介しており、追加背景としてOsan基地所属の老朽化が著しいA-10攻撃機の退役を米空軍が急いでいる事にも触れています。
また同記事は、7月3日に米国防省が発表した在日米軍戦闘機配備の変更も同じ流れだとし、改めて「Over the next several years」に実施される以下の計画に言及しています
●嘉手納基地:48機のF-15C → 36機のF-15EX
●三沢基地:36機のF-16 → 48機のF-35A
●岩国海兵隊F-35B型(2022年5月から32機体制)→「米海兵隊全体の戦力配備の近代化推進に伴い、F-35B配備機数を変更」
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わずか9機のF-16戦闘機の移動で、機動性の高い戦闘機の移動で大騒ぎする必要はないと思うのですが、米国が韓国をどのように扱うのか、北朝鮮との関係をどのようにするのかを考える一つの材料としてご紹介しておきます
それにしても・・・経済崩壊が避けられない崖っぷちにある韓国で、再び反米&反日勢力が盛り返しているようですが、中国と並んでどのような国家崩壊ぶりを世界に晒すことになるのでしょうか・・・。日本への影響が避けられない大事件なのですが・・・
「米国が在日米軍戦闘機変更を発表」→https://holylandtokyo.com/2024/07/05/6097/