中国空軍H-6Nに空中発射極超音速兵器搭載か?

ネット上に流布された8秒間の映像が話題
H-6N爆撃機の胴体下に試験用キャプティブ弾か?

H-6N 3.jpg19日付Defense-Newsは、河南省の中国空軍基地(Neixiang Ma’ao)で撮影されたと推定されるH-6N爆撃機の画像を掲載し、中国軍が開発する空中発射型の極超音速兵器の模擬弾(キャプティブ弾)を胴体下に搭載しているのではないか・・・と報じています

2018年版の米国防省レポート「中国の軍事力」は、中国軍が核弾頭搭載可能な空中発射弾道ミサイル「CH-AS-X-13」を開発中だと記載していましたが、今回撮影されたミサイルらしきものがそれに該当するのかは不明です

豪州在住で日本を含むアジアの話題をカバーしているMike Yeo記者による記事で、映像の出どころや撮影時期や場所などの情報は不明ながら、ロシアと異なり、公開情報として滅多に出てこない中国軍の極超音速兵器開発に関する記事ですのでご紹介します

19日付Defense-News記事によれば
Henan Province.jpg中国軍が開発中だと伝えられてきた空中発射弾道ミサイルが、極超音速兵器である可能性が出てきた
中国空軍のH-6シリーズ大型爆撃機の最新型であるH-6N爆撃機が着陸する様子をとらえた映像がネット上にアップされ、映像の質が低くはっきりとはわからないが、胴体下に極超音速兵器を搭載している可能性がある

映像では、H-6N爆撃機の胴体下部が少し凹型にへこんでミサイルらしきものが搭載しやすいような形状になっており、搭載ミサイルは、弾頭部分にDZ-ZF極超音速飛翔体を使用し、ブースター部分にDF-16中射程弾道ミサイルを使用したDF-17極超音速ミサイルに非常に似ている
DF-17 2.jpg中国軍の空中発射極超音速兵器開発がどの程度進んでいるのかは不明だが、映像からは、少なくともミサイルのモックアップを機体に搭載し、様々な飛行パターンで空力特性や機体への影響を確認するキャプティブ開発段階にあることを示唆しているように見える

米国防省は、少なくとも中国が2014年から極超音速兵器の開発に取り組んでいると分析している。極超音速兵器は、飛翔コースが予測できる弾道ミサイルとは異なり、探知しにくい大気圏内を飛翔し、飛翔中に経路を変更可能であることから、これまでのミサイル防衛網では対処困難と言われている
H-6N Neixiang Ma’ao.jpg映像の撮影場所は不明だが、米空軍大学内の中国航空宇宙研究所は、短い映像から河南省の中国空軍「Neixiang Ma’ao」基地ではないかと推測している。H-6爆撃機部隊が所属している同基地には3600m級の滑走路とH-6を十分格納できるシェルター20個が確認できるが、衛星写真によれば最近、丘の側面から穴を掘った形の幅70mの出入り口を持つ地下施設工事が行われている
///////////////////////////////////////////////

2019年10月1日の中国建国70周年軍事パレートに初登場し、世界が注目した極超音速兵器「DF-17」ですが、航空機搭載型が開発されていても不思議ではありません。米軍も陸海軍が共同で3軍共通飛翔体を開発し、陸海空軍がそれぞれに発射機を開発していますから・・・

どなたが撮影したのか、いつどこで撮影されたのか不明の映像です。映像に白い車が移っていますが、大丈夫でしょうか・・・

Mike Yeo記者のツイッター関連投稿
https://twitter.com/TheBaseLeg/status/1318161366276960259
軍事ブロガーJSFさんの「DF-17」解説
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20191008-00145888/

中国の極超音速兵器開発
「中国が超超音速兵器で優位」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-01-27-1
「中国が優位なのか?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-03-14
ロシアの極超音速兵器
「露が対艦極超音速兵器試験に成功か」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-10-08
「ロシア第3の超超音速兵器3M22 Zircon」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-21
「プーチンが超超音速兵器を大自慢」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-12-26
「ロシアが新型核兵器続々開発と」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-03-03-1
「ロシアも取り組み表明」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-09-11

米軍の極超音速兵器開発
「3月の極超音速兵器テストは誤差20㎝」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-10-14
「3軍協力で極超音速兵器開発」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-08-15-1
「ボディー試験に成功」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-03-22
「空軍開発本格化」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-06-16
「攻防両面で超超音速兵器話題」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2018-09-08-1
「防御手段無し」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2018-03-21-1
「宇宙センサー整備が急務」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-07-31

世界の安保・軍事情報を伝えたい ブログ「東京の郊外より」支援の会
米国を中心とした世界の軍事メディアが報じている、世界の標準的な安全保障情報や軍事情報をご紹介するブログ「東京の郊外より・・・」を支援するファンクラブです。ご支援お願いいたします。
ブログサポーターご紹介ページ: 東京の郊外より・・・
お支援下さっている皆様、ありがとうございます! そのお気持ちで元気100倍です!!! ●赤ちょうちんサポーターの皆様(3000円/月)  guest4e4970ea6984様  gueste29a9f838354様 ●ランチサポーターの皆様(1000円/月)   ●カフェサポーターの皆様...
タイトルとURLをコピーしました