韓国が「国定」歴史教科書で揉めているようですが・・・
大混乱状態の韓国ですが、この混乱を収拾する過程で韓国内をまとめるため、日本を「韓国国民共通の敵」に仕立てる可能性が多分にアリ、今はワイドショー気分で「激情型の韓国劇場」を眺めているモノの、将来に不安を感じる今日この頃です
慰安婦問題の件や、11月23日に日韓が署名した「日韓秘密軍事情報保護協定」の今後など、トランプ新政権の誕生も見据えると、変数が多数ありすぎて予測も出来ない・考えると暗くなるのが現状でしょう。
そんな中ではありますが、以下では産経新聞の野口裕之・政治部専門委員による論説を参考に大東亜戦争後の韓国の様子をご紹介し、如何に韓国が安定した国家運営に向いていないかを学びたいと思います。
あわせて、ルトワック氏が韓国の日本への複雑な感情を評し、「非理性的な憎しみからきたもの。憎しみの原因は、韓国が日本の植民地支配と戦わなかったからだろう。韓国の日本に対する態度は、日本が何をしようと関係ない。日本の政策は、韓国以外の世界の反応をもとに検討されるべき」と語った背景に迫りたいと思います
日本の敗戦後に韓国はどうなった
●日韓併合(1910年)により日本は朝鮮総督府を設けて韓国を統治していたが、1945年敗戦時(8月15日)の朝鮮総督に就いていた阿部信行・陸軍大将は、「朝鮮建国準備委員会」の設置を、比較的冷静・公平に対処できる朝鮮人指導者に要請した。
●これは、ソ連軍侵攻→朝鮮人政治・思想犯の釈放・流出→朝鮮共産化を防ぐと共に、日本人への掠奪・暴行を防ぐ治安維持態勢への韓国人の協力を取り付けるためでもあった
●しかし「朝鮮建国準備委員会」は、同年9月6日には「朝鮮人民共和国」を樹立し「独立宣言」してしまう。仕方なく阿部朝鮮総督らは、総督府はじめ主要な建物から日章旗を降ろし、太極旗(現韓国国旗)を掲揚させた
●ところが「独立宣言」直後に進駐した米軍は太極旗を降ろさせ、日章旗を再び掲揚せた。なぜか・・・
●一つには、韓国が日本の統治下である事にしておけば、米国が日本から朝鮮半島を解放したことになり、解放後は統治を朝鮮に任せる過程を生むからである。その形を作るため、終戦直後、米国は米軍上陸前の統治を総督府に密命していた。
●しかし陰で重要だったのは、米国が日本の統治能力や軍紀を大いに評価していた点である。だから終戦後も治安を朝鮮軍管区や日本の官憲に担わせ、米軍上陸後も、日本人官吏は相当期間軍政を支援、治安も日本側が協力した。反面、米国は当初、朝鮮人を軍政より徹底的に遠ざけた。朝鮮人の軍政登用は牛歩で進められた。
なぜ米国は朝鮮人登用を渋ったのか
●米軍上陸に先立ち、米国は朝鮮の歴史を研究しており、統治能力欠落や、度を超した自己主張、激高しやすい民族性に加え、偏狭な民族主義者や共産主義者が入り乱れ、一致団結して建国に邁進するまとまりに欠けていることを把握していた
●実際1945年9月の「独立宣言」後、30個もの朝鮮人軍閥が警察署や新聞社、企業・工場・商店を勝手に接収。米軍は武装解除を強制したが効果は限られ、政党や政治結社も200個近くにのなり、指導者は内部抗争を繰り返し暗殺・テロが横行した。
●「独立宣言」で誕生した「朝鮮人民共和国」ですら中華民国に建てた「韓国臨時政府」と対立し、2つの「政府」の内部でも抗争に明け暮れた。米国は朝鮮人の政党も政治活動も全く認めなかったのに、この有り様。
●米国の最優先はソ連の朝鮮半島支配阻止でアリ、上記の朝鮮人の混乱を見て、韓国に直接軍政を敷くことで対応した
日本への歪んだ感情の原点は?
●そもそも日韓併合(1910年)後の朝鮮人は、戦前~戦中~戦後と、日本に向けまともなゲリラ抗戦も民族蜂起も起こしていない。
●むしろ日本の帝国陸軍内の朝鮮人高級軍人の武勇は目覚ましく、触発された朝鮮人が志願兵募集に殺到している。戦時中も6千名募集に30万人が受験する倍率50倍の超人気振りで、当時の米国専門家は、朝鮮人の戦意に日本=朝鮮一体を確信するぐらいであった
●米国は米韓連合国形式で、実質は長期の米国による半島信託統治を描いたが、北朝鮮に統一国家を建設する動きを見せたソ聯に対抗、韓国の独立実施を大きく前倒しした。
●韓国が「日帝を打ち負かして独立を勝ち取った」といくら強弁しようと、独立は日本敗戦の3年後であり、日本に勝った米国に棚ぼた式で譲ってもらったモノに過ぎない。
●哀れ韓国は「歴史の不完全燃焼」に身悶えるだけでコンプレックスを癒やせない。制御不能な嫉妬の炎は「歴史のねつ造」を次々ひねり出すエネルギー源と化す。
●そして、取り憑かれたような情念で日本を「口撃」している間は、不都合な史実は目立たない。韓国の為政者の反日カードは国家戦略であり続ける。
反日で隠したい韓国の傷「自国民100万人撲殺」
(国民保導連盟事件の傷)
●国民保導連盟とは、共産主義者が転向し、韓国を再教育・統制すべく立ち上げられた思想保護観察組織。ところが、朝鮮戦争(1950~53年)勃発で北朝鮮軍がソウルに迫るや初代大統領・李承晩は、国民保導連盟登録者を危険分子として処刑するよう軍・官憲に命じた。そして自信は国民や韓国軍将兵を見捨てて逃亡。
●北朝鮮側スパイが同連盟に紛れた可能性は有るが、大多数は無辜の民。政治犯ら政権に目障りな人々もついでに抹殺され、韓国紙によれば60~120万人、政府も最低10万人以上の国民を虐殺し、排水溝や海に遺棄した暴挙を認めた。
●おびただしい数の韓国人が難を逃れ、日本に密入国し、大半が居座った・・・それが・・・
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今でも米国が、朝鮮人の「統治能力欠落や、度を超した自己主張、激高しやすい民族性、偏狭な民族主義」を理解しているのか不安ですが、安倍総理には次回トランプ氏との会談の際に、ぜひしっかりその点をすり込んで頂きたいと思います
しかし韓国の今後が心配です。中国の経済減速以上に、韓国のそれは構造的でアリ致命的な気がしますし、トランプブームで資金が韓国などから流出している中、大統領弾劾とかやってる場合じゃないと思うのですが・・・
対中国を考えれば、日韓が揉めるのは中国を利するだけだと頭で理解できても、とても国として仲良くする気になれないかわいそうな国です。個人的に過去に関係のあった韓国人で、嫌な人はいなかったんですけどねぇ・・・
ルトワック氏の日本への助言
「ルトワックの日韓関係分析」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-03-17
「ルトワックの日中関係分析」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-03-17