速報!中国軍が「航行の自由作戦」に反撃の「のろし」か!
10月31日、中国海軍が、南シナ海北部の埋立滑走路に戦闘機J-11(ロシア製Su-27の無断コピー)が展開し、演習を実施したと強く臭わせる写真を公開しました。
J-11が展開したと専門家が推測するのは、西沙諸島(パラセル諸島)の島の一つで、同諸島のアンフィトリテ諸島(Amphitrite Group)においても、最大の島である「Woody Island:永興島」です。
この島に同機を展開させていた場合、北は台湾領の「Pratas Island」、西はベトナムの大部分、東はフィリピン、南は南沙諸島を空中給油無しでの行動半径に置くことになります
この半径には、搭載巡航ミサイル等の射程は含まれていません
写真のJ-11戦闘機が、同島で活動したのか、恒久的にWoody Islandに展開して居座るのか、一時的なモノかは不明ですが、時期が時期だけに、イージス艦ラッセンの「航行の自由作戦」によって傷つけられた「中国の威信」を、「異なる土俵」で取り返そうとする動きとも考えられます
西側はエスカレーションの道を選択するのか・・・空母を派遣して戦闘機を飛ばせるのか・・・
J-11の訓練写真を発表の中国軍webサイト
→http://english.chinamil.com.cn/news-channels/2015-10/31/content_6748267.htm
11月1日付TIME誌web版も本件を速報
→http://time.com/4096086/south-china-sea-jets-paracel/#4096086/south-china-sea-jets-paracel/
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Woody Islandの概要(ウィキペディア情報)
●ベトナムと台湾も領有権を主張しているが、1974年以降、この島を含む西沙諸島全体を中国が実効支配している。
●中国は南シナ海諸島全体を海南省 三沙市としており、この島を南海諸島の中心となる島とするべくあらゆる施設を建設し既成事実化を進めている。
●島は航空海事軍事基地となっており、直径1.6km程度の島に2.7kmもの滑走路が建設されている。
● 面積 – 2.1平方km、 人口 – 1,000人以上。主に中国人民解放軍、中国人民武装警察部隊、三沙市政府などの人員などが居住。
●民間住民には米や油、真水が不定期に支給され、軍用地以外の土地は自由に使用でき、各自家を建てることができる。また定住する漁民には衛星放送アンテナやチューナーがプレゼントされ、電気代は完全無料。
●三沙市の住人のほとんどがこの島に住んでおり、三沙市議事堂は軍・政府関係者など1,000人程度のための議事堂である。
●医療施設 -中国軍の「人民医院」 金融機関 – 工商銀行 スーパーマーケット – 西沙超市
米海軍筋が「航行の自由作戦」細部を明かす・・・
→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-11-01