8日付DODBuzzによれば、先週から「ヘーゲル国防長官がホワイトハウスの信頼を失っており、間もなく更迭される」との噂がメディア上で流布されており、7日の記者会見で国防省報道官が懸命にうち消した模様です
8日付DODBuzzによれば
●8日、(上記噂に関する質問に対し、)カービィー国防省報道官は「ヘーゲル長官は、ペンタゴンの盟主としてオバマ大統領の残りの任期も仕えることに完全にコミットしている」と答えた
●更に報道官は、「国防長官は職務に集中しており、オバマ大統領とともにそうすることを楽しみにしている」と語った
●先週噂が吹き出したのは、以前から計画されてきたヘーゲル長官によるベトナムとビルマ(ミャンマー)訪問が突然延期されたことに端を発している
●延期の理由を報道官は、予算案とISISやシリアとの戦いに関する議会証言の準備をするためと説明している。
●ヘーゲル長官の後任候補には、Michelle Flournoy女史(元国防次官:政策担当:写真下)が候補の一人としてあがっている。
●今月初旬の記者会見にともに出席したヘーゲル長官とデンプシー統合参謀本部議長は、彼らの助言をホワイトハウスに届けることに困難を感じることはないと語っている
///////////////////////////////////////
「火のないところに、煙は立たず」です
真偽語る材料を持ち合わせませんが、国防省の予算案がことごとく議会で不評なことや、オバマ大統領の軍事への考え方が国防省とそぐわない事等が理由とも考えられます
ゲーツ元国防長官は、10月末の講演で国防省の予算削減案(基地の統廃合や特定機種の全廃等々)を受け入れない議会を酷評しました。また、オバマ大統領を「海図もなく、荒海に突き進んでいる」と表現しています
選挙区への利益誘導や企業との繋がりで国防省案に反対している議員が多い様なので、まんぐーすはゲーツ氏の意見に賛成ですし、オバマ大統領と国防省のソリが会わないのは当然かもしれません
「ゲーツ長官が議会を酷評」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-11-01