NHKのBSプレミアムが、1月11日と18日に2週連続で「超常現象」という各90分の番組を放映し、心霊現象、霊魂、生まれ語り現象、透視、テレパシー等々の「未知の現象」に世界中の科学者がアプローチする様子を紹介しました
単に「不思議な現象」を紹介するだけでなく、現代科学で推定される原理に迫りつつ、やっぱり不思議な部分が残る・・・といった紹介企画であり、各90分の番組があっという間に感じられました。
反響が大きいので「再放送」確実と思いますので、特に興味深かった20年にわたり実在した米軍「超能力スパイ」を中心にご紹介します
まず番組の概要は・・
●11日:さまよえる魂の行方~心霊現象~
—昨年の夏、イギリスで行われた幽霊城の大規模調査。電磁波や低周波音測定器などの最新機器が異常な数値を捉えた。そしてその分析からは、心霊現象との意外な関係が
—前世の記憶を突然話し出す3歳から9歳位までの子どもたち。自分が生まれる前の出来事を次々と語る。ハリウッドでエキスたらをやり、芸能事務所を経営し、家族関係は、住所は、友人は・・・調査の結果、その内容がまぎれもない事実だったことが判明した。
—このような「生まれ語り現象」を集めた研究者は、2千以上の事例を集めたと・・
●18日:秘められた未知のパワー~超能力~
—あの「ユリ・ゲラー」が登場。今も健在な彼の透視能力等をCIAから委託された科学者チームが検証し認める。一方で科学者グループを欺いた「マジシャン」の存在も紹介
—米政府が9万ページに及ぶ極秘文書を公開した。そこには、ソ連に存在するとの情報を元に設立され、米ソ冷戦時代の約20年間、米軍に「超能力スパイ」がしたという驚くべき事実が。
—量子の性質を利用して完全ランダムに「乱数」を生み出す最新装置。しかしこの乱数発生に偏りが発生する奇妙な現象が・・・。過去の大事件や大災害時等、人々の意識が集中するようなタイミングでなぜか世界に配置された乱数発生装置に乱れが
米軍「超能力スパイ」の活動
●米ソ冷戦時代の約20年間、今話題のNSAやサイバーコマンドが所在するフォート・ミード基地に遠隔透視能力等を集めた部隊組織が編成された。集められたのは、前線部隊で「敵の攻撃を直前に予想した」等の特殊な能力の持ち主。
●今も存命の元隊員が当時の任務を語る。上司にソ連のある建物の衛星写真を見せられ、中で何が行われているか「透視」せよと命じられた。
●建物内部では巨大な潜水艦が建造中で、胴体前方に垂直発射管のような複数のチューブの存在が頭に浮かんだ。そのほか、潜水艦の形状等について上司に報告した
●ただ、その潜水艦があまりに巨大で、発射管の位置も前例の無いものだったので、上司からは信じてもらえなかった。しかし4ヵ月後、その建物から「透視」された形状そのものの新型潜水艦が搬出された事が衛星写真で確認された
●米軍の極秘プロジェクトであったステルス爆撃機F-117について「透視」を求められた米軍「超能力スパイ」チーム。全く事前知識がない中でその形状や特性を言い当てたため、米軍関係者は、ソ連も同様の「超能力スパイ」を使い、同等の情報を把握していると想定した
●911事案の後、かつての「超能力スパイ」のチームメンバーにも接触があった。
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強烈なインパクトと余韻が残る番組でした。
これら「超常現象」を研究する科学者の言葉「鳥や魚の大きな群れの中の全ての個体が、一瞬にして飛ぶ方向や泳ぐ方向を変える現象は、群れの中で意識が共有されているとしか考えられない」が頭に残りました。
見慣れた自然界の中にも、我々にとって未知の能力が潜んでいるのかもしれません。「超常現象」というと何か怪しげなイメージが漂いますが、自然界の中で生き残るために、生き物が自然と身につけ、DNAに刻み込んできた能力の一部のような気がします
自然界から遊離し、現代の人間社会にどっぷり使っていると、失われるかもしれませんが・・
中国軍にありそうですね・・・「念力軍団」とか