ロバート・ゲーツ元国防長官語録100選

gates2.jpgまんぐーすがブログ「東京の郊外より・・・」を本格的に始めることにしたのは、ロバート・ゲーツ(Robert Michael Gates、1943年9月25日生)第22代国防長官(2006年12月18日~2011年6月30日)の考え方や発言に触れ、是非広く紹介したいと考えたからです
その発言やメッセージは、圧倒的な知力や史実や国際政治の裏側に接した経験に裏打ちされ、非常に味わい深いものとなっています。是非ご覧いただき、参考にしていただければ幸いです
完全版は長いので、兄弟ブログ「輪になって踊らず」に掲載
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「ゲーツ元長官語録100選」→http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2013-05-19
ロバート・ゲーツ語録100選の一部をご紹介する前に・・・
まず、ゲーツ氏退任式でのオバマ大統領のスピーチを
「私は知っている。彼が真に困難な議論や決断に直面した時、人間の真の姿が問われる時にどのような態度を取ったか。大統領執務室で、機密会議室で、最前線で」
→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-06-23
次に、ゲーツ氏の功績を讃える各方面の声を
米大学生が選ぶ2010 Man of the Year
「大学生は、自分たちが社会システムを変革する力や能力を持つと信じる者たちである。その彼らがtrue role model(真の生きた模範)として選んだのがゲーツ国防長官である」
ゲーツ長官が正しい事のために敢然と立ち上がり、議論紛糾の困難な2つの戦争の最中にあっても、政党間の誤魔化しでなく、現実の問題に焦点を当てて歴史的なシステムの変革を成し遂げた事を讃えて本賞を贈ることとした」
→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-24
日立財団の表彰理由
「イラクとアフガニスタンにおける2つの戦争の時代に優れた業績を挙げた。また、彼は、米国史上で唯一、政権交代時に新大統領から留任を要請を受けた国防長官である」
「米国史において下級職の連邦政府公務員から閣僚にまで上りつめた人物は2人だけしかおらず、ゲーツ氏はそのうちの1人である」
→http://www.hitachifoundation.org/news-ja/news-releases/420-robert-m-gates-receives-2012-richardson-award-j
以下では、ロバート・ゲーツ語録100選の一部18個を
ロバート・ゲーツ語録1
→外交文書漏洩で外交に影響は?と問われ→「米国と関係を持つ国は、国益のためにそうするのであって、米国が好きだからではなく、米国を信用しているからでもなく、また米国が秘密を守ると信じているからでもない」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-02  
gates.jpgロバート・ゲーツ語録2
→海軍は空母が支配し、戦闘機と爆撃機が空軍を支配し、戦車が陸軍を、そして着上陸用車両が海兵隊を支配しているのが実態である。→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-04-09
ロバート・ゲーツ語録3
→皆に気づいて欲しい。空軍の歴史の大部分は空中戦と爆撃機の能力で彩られているが、ベトナム戦争以来、空軍パイロットは空中戦で相手を撃墜していない→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-04-09
ロバート・ゲーツ語録5
→次の本格紛争には主に海軍と空軍が関与するであろう現実に、陸軍は向き合うべき。 アジアや中東へ大規模地上部隊を派遣するよう大統領に進言する国防長官が仮に現れたら、頭の検査を受けさせるべきだと思う→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-07-1
ロバート・ゲーツ語録10
→米軍には20世紀の世界観が根強く残っており、変化を妨げている。米軍は戦闘で40年間航空機を失っておらず、朝鮮戦争以来、敵の攻撃を受けていない。しかし、21世紀の制空権は米軍の従来の想定とは全く異なるであろう→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-07
ロバート・ゲーツ語録11
→米空軍は、空対空戦闘と戦略爆撃に捕らわれすぎており、他の重要な任務や能力を無視しがちである。ある意味で空軍は、その成功の犠牲者とも言える→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-07
ロバート・ゲーツ語録12
→私がCIA長官の時、イスラエルが無人機を有効使用することを知った。そこで米空軍と共同出資で無人機の導入を働きかけたが1992年に米空軍は拒否した。私は3年前、今度は無人機導入のため牙をむいて4軍と立ち向かった→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-07
ロバート・ゲーツ語録18
→海空軍のため、米軍のため、我が国のため、キャリア指向や旧思考をやめよ。規律正しく、創造的で、改革指向であれ。誠実なリーダーであれ。どのポストに就きたいではなく、何を成し遂げたいかを語れ→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-10
ロバート・ゲーツ語録21
→国防省で制服幹部をたしなめている。陸軍は未だにフルダ・ギャップでの戦いを望むのか? 海軍はまだミッドウェー海戦を夢見ているのか? 海兵隊は仁川上陸作戦をもう一度なのか? 空軍は単に飛んでいたいのか?→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-10-02
ロバート・ゲーツ語録30
→上品さとは、周りの人、特に部下とどのように接するかで測られる。公平さと敬意を持って接することである。トルーマン大統領は「君たちに反論できない人達とどのように接するか」と表現した→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-05-28
ロバート・ゲーツ語録33
→全ての潜在的敵対者、つまりテログループ、ならず者国家、ライジングパワー、これら全てが共通に学び得たものは、米国と通常戦の手法で正面から対峙するのは賢明ではないとの認識である→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-11-27
ロバート・ゲーツ語録50
→私は歴代のどの国防長官よりも、外交や開発支援等、ソフトパワーの重要性を訴えた。でも間違ってはならない。20世紀のように21世紀でも、侵略者や独裁者やテロリストへの対処を究極で保障するのはハードパワーだ→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-05-24-1
ロバート・ゲーツ語録56
→私が2006年にこの職について政府の仕事に戻っ際、(貿易摩擦が激化した1992年頃のCIA長官時代と比べ)最も驚いたことが2つある。一つはインドとの関係改善であり、もう一つは日本との関係改善である→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-06-01
ロバート・ゲーツ語録62
→ベトナム戦争以来、次にどこで軍事力を使用するかの予想において、我が国の指導者は完璧な記録を更新している。つまり完璧に外し続けている→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-05-07-1
ロバート・ゲーツ語録65
→米国は他国を厳しく批判する前に、自身が現在に至るまでの長い道のりを振り返らねばならない。フランス革命に背を向け、奴隷制度を維持した国が、アフリカ系米国人大統領を持つまでに至った長い道のりを→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-04-16
ロバート・ゲーツ語録77
→胡錦濤主席を含め、同席の中国側文民関係者は誰一人J-20初飛行の件について知らないようだった。これが軍人と政府の両方と会談した一つの理由である。軍人と文民が共にテーブルを囲む戦略対話の必要性が高い→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-01-09-1
ロバート・ゲーツ語録93
→2つの戦争が継続中で、多くの若者が日々命を落としていた。このような状況で、もし続投を要請されたらYesと答えるしかなかった。だから私は要請されないように早い段階から「続投しない」と発言してきたのだ→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-08-17-1
ロバート・ゲーツ語録100
→日本と韓国は、米国のパートナーとして適当であるよう調整を続けてきた。しかし依然として、パートナーとして準備し、全ての、くり返すが同盟国としての全ての義務を果たすことができるパートナーでなければならない→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-29
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改めてご紹介! あと82語録は下記に
「ゲーツ元長官語録100選」→http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2013-05-19

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