本当に久々の「おいしいもの」シリーズです
13日付読売新聞の「論点」に、遠藤誠氏による「和食と世界に羽ばたけ:国産ブドウの日本ワイン」との囲み記事が掲載されています。
ホッピーとかチュウハイとか、その他の雑酒とかに馴染みの深いまんぐーすは、コンビニワイン(しかもスクリューキャップ)ぐらいにしか縁がありませんが、「和食と世界に羽ばたけ」と聞くと嬉しいので、ご紹介します
まず日本ワインとは・・・
●一般にいう「国産ワイン」とは異なる。日本の法律上、輸入原料(果汁やワイン)を混ぜても、国内で瓶づめすれば「国産ワイン」と名乗れる
●それに対し、「日本ワイン」は、国産ブドウだけでつくられたものを指す。
●この日本ワインの品質がここ数年格段に向上し、世界に打ち出し、世界の優れた銘柄が競う日本でも首都圏を中心に扱い店が増えてきた
ワイン用ブドウ品種の育成から
●古くから日本では果物として食用の品種が栽培されてきたが、ワイン専用のブドウ栽培が始まったのは1980年代から
●現在では、欧州系のシャルドネ、メルロ、カルベネソービィニョン等が全国で栽培され、日本固有の甲州やマスカットベリーAの栽培研究も進んでおり、日本ワイン飛躍の下地となっている
●日本には約200のワイナリーがあるが、近年、欧米の先端醸造技術を学んだ若者も増え、日本の醸造技術も世界に遜色ないものになってきている。
なぜ和食には「日本ワイン」か?
●クリームやバター、オリーブオイルを多用する洋食には、しっかりとた味の外国産ワインが合う。
●一方、「だし」に象徴される和食の繊細な味わいは、酸が優しく穏やかな日本ワインとの相性が良い。健康志向と共に世界で起こる和食ブームで、今日本ワインに注目が集まっている
●(外国産のワインは)生魚と合わせると生臭みが気になることがあるが、その原因はワインに含まれる「鉄分」の多さにある
●日本ワインは全般的に鉄分が少なく、寿司や刺身との相性が抜群に良い。英米の著名なワインジャーナリストも、和食に合うワインとして、鉄分が極端に少ない山梨の甲州ワインに注目している
18年ぶりに世界ソムリエ選手権が東京で
●3月26日から東京で、第14回世界最優秀ソムリエコンクールが開かれる。田崎真也さんが優勝して以来の日本開催
●世界中からワイン関係者が集まる。コンクールと同じ会場でのイベント「再発見日本の食卓」には、日本ワインが勢ぞろいする。
●国際ソムリエ協会会長(!)の田崎氏につづくチャンピオン誕生にも期待だが、「日本ワイン」の実力を知ってもらう好機でもある
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生まれて今日まで、ここで紹介されている「日本ワイン」を自覚して味わった記憶がありません。
日本料理には「日本酒」も合いますが、日本の水と土と太陽で育った葡萄のワイン・・・ぜひ試してみたいものです
日本ワインを愛する会→http://www.jp-wine.com/
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