パネッタ長官がアジア3カ国ツアーへ

IndiaThinkTank.jpg8日、定例会見で国防省のリトル報道官がパネッタ長官によるアジアツアーの概要を公表しました。警備の都合上でしょうか、具体的な日時は明らかにしていません
3カ国ですが、最後のカンボジアではASEAN国防相会議に出席し、参加国とのバイ会談も予期されます。
またクリントン国務長官も同時期にアジアツアーを行う模様で、豪州では行動を共にするようです
会見で報道官は・・・
clinton.jpg●アジア太平洋の同盟国等とのパートナー関係を強化するため、パネッタ国防長官が2大陸3カ国訪問の準備を行っている。リバランス戦略による長期的な進展に資する機会になることを楽しみにしている
クリントン国務長官の当地訪問とも重なる今回の訪問は、アジア太平洋へのリバランスに米国が関与していくことを示すものである
最初の訪問先は豪州のパース(豪大陸の西海岸)で、毎年開催している米豪大臣級協議に参加する。この協議にはクリントン国務長官のほか、デンプシー統合参謀本部議長やロックリア太平洋軍司令官も参加する
●パネッタ長官にとって初の豪州訪問となるが、豪州のアフガンでの貢献に感謝の意を表する機会ともなる。また、海兵隊や米空軍の北豪州へのローテーション展開や協力関係の次なるステップについて議論する機会となろう
Little-Press.jpg次の訪問先はタイである。60年近くに及ぶ米タイ間の同盟関係について、将来を見据えた戦略的ビジョンを構築したいと両国が熱望しているところである
最後の訪問先はカンボジアである。同国の保養地Siem-Reapで開催されるASEAN国防相会議で、他の10カ国の国防相と合流する。パネッタ長官はASEANの団結を重視しており、ASEANによる国防協力への支援を伝える見込み
///////////////////////////////////////////////////////
豪州では西海岸のパース訪問です
豪の西海岸に米海軍の拠点を設けると、マラッカ海峡やインド洋へのアクセスが格段に向上するから、在日米海軍の艦艇はそちらに移転すべきとの米海軍大学教授の主張もありました
「米海軍は日本から豪へ移動」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-07-29-2
「米豪関係のミニ分析」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-09-12-1
ASEANの団結が重要・・とのご指摘ごもっともです。ベトナムやフィリピンが中国の脅威に直面している中、カンボジアあたりは中国のお金に目がくらんで団結を阻害しているのでは・・・。インドネシアが仲介に入ってまとめようとしているようですが・・・。
最近のアジア関連記事
「麻薬問題も中国から」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-10-22-1
「米軍がミャンマーにジワリ接近」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-10-20
「印とインドネシアが軍事協力」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-10-17-1

タイトルとURLをコピーしました