パネッタ新国防長官着任の辞(概要)
●第23代の国防長官に就任することを誇りに思う。軍人文民の皆さんとともに、我が国民と世界における我が国の国益を守る国防省の任務を全うするため、国防省を指揮する。
●私の公務の歴史は、1960年に陸軍の情報士官として制服に袖を通してスタートした。そしてそれ以後、私の米軍への尊敬の念は常に大きくなってきた。
●私の優れた前任者で、長年の良き友人であるゲーツ前長官は、兵士やその家族を重要性を常に訴えてきたが、わたしも同様に行動することを誓う。
●今から数週間、私はあらゆる階層の階層の兵士や文民職員と会って、その考えやアイディアや懸念事項を聞きたい。そして我々の軍が引き続き世界で最も訓練され、装備された最強の軍隊で有り続けることを保障したい。
●ビンラディン殺害は米軍の強さと能力を示した。我々はアルカイダ粉砕を継続する。アフガンでの役割移管を継続する。イラクでも。
●国防長官として、困難に立ち向かう兵士やその家族が必要なモノ、更に米国の安全を守るに必要なモノを確保するためあらゆる手段を尽くす。米国の財政が厳しくとも、私が監視して軍が空虚な部隊にならないようさせる。(no hollow force on my watch)
●同時に、私の公務を通じての経験、すなわち下院議員、予算管理室長、ホワイトハウス首席補佐官、また昨日までのCIA長官として、国民の血税を秩序を持って使用することとのバランスを肝に命じている。ともに働き、2つを両立させよう。
●イタリアから移民してきた両親は良き生活を求めてやってきた。そして親からは、我々家族を受け入れてくれたこの国に何かを恩返しすることが大切だと教えられてきた。
●父の言葉を忘れない。「自由であるためには、安全が保障されていなければならない」と・・・。7月4日の独立記念日を前に、先人が築いてきたモノに思いを致し、米国の安全のため、犠牲を払って前線に立つ諸君とともに戦うことを誓う。
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写真は、ペンタゴン到着時、宣誓式の様子、「TANK」と呼ばれる会議室でのマレン議長等、軍人主要幹部との懇談風景です。
やり手な感じが出ています。
左の写真は、奥様も交えたマレン議長との記念撮影です。
パネッタ長官の奥様はシルビアさん(黒い服)です。