どうも最近「東スポ」的見出しが多くなってきましたが、この突然の暑さ、これぐらい刺激的な書き出しでないと書いてる方も気合いが入りません・・。
言い訳はさておき、22日、米国防総省の建物通称ペンタゴンが、約17年にわたる建物改修プロジェクトを終了し、生まれ変わったようです。でも17年もかけてやってると、最初に手がけた部分が既に老朽化・・と言った突っ込みは止めておきましょう。米国防省HP記事より
改修の責任者らしきBrazis氏は・・・
●停電やブレーカー断の頻発、効きの悪い空調と給排水のつまり、ゴキブリ、異臭等々は50年間にわたり連続酷使されてきた建物がもたらしたものであった。
●数百のバスが毎日コンコースの真下を通過する特異な作り・・・多量のトラックが遮るもの無く建物の間近に接近できる有様・・これらも全て世界の安全保障を司るペンタゴンの真実であった。
●IT時代やコンピュータ時代を迎えるのに相応しくない建物だったが、必要なITインフラを組み込むことができた。
●その他、スプリンクラーシステム、耐爆風窓ガラス、遮光窓等の配備、出口への近道等々を組み込むことができた。計画から20年をかけ、650万平方フィートを改修した壮大なプロジェクトであった。
改修のきっかけ
(今だから言える)ペンタゴン機能喪失の危機
●1990年8月7日(サダム・フセインがクウェートに侵攻して5日後)、ベトナム戦争以来最大の米軍機動展開作戦が開始されようとしていたその時、ペンタゴンは水漏れから機能喪失の危機に見舞われた。
●当日、統合参謀本部議長のオフィス近くで発生した小さな火災消火のため、消防隊が給排水管の水圧を通常より高くしたところ、複数箇所から水漏れが発生し、30万スクエア平米のエリアが冠水した。これにより陸軍と空軍の作戦指揮所が機能停止寸前に至った。
●正にサウジアラビアへ50万人規模の兵力展開を計画実行し始めた時期に、水位の上昇により高圧電流回路が水没間近となり、ショートとが発生すればペンタゴンの半分が機能停止にまで至ル寸前だった。
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案外こんなものなのでしょう。
ゲーツ長官がしばしば用いる例え話、「アイゼンハワー陸軍参謀総長も自分のオフィスを見失った」迷路ペンタゴンですが、ゴキブリに漏水ですか・・・改修の工事関係者にロシアや中国関係者が混ざっていなかったことを祈ります。
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関係ないですが涼しい記事
「そり付きC-130」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-08-21